外壁塗装後のトラブル回避の保証や定期点検とは?不具合が出る前に要確認!
外壁塗装の会社を選ぶとなった際、様々な判断基準が思い当たると思います。会社や職人、社長さんの人柄だったり、価格、その地区での知名度や評価・レビュー、または近所でたまたま工事の様子を見かけたから、など観点としては色々ありますが、「保証」という点も実は業者選びとしては非常にその業者を測る上でも重要な要素となります。
業者や施工内容によっても異なりますが、保証期間は3~5年が多く、長い場合でも7年もありますが、大切な事は契約をした業者が保証をしっかりしてくれる体制なのか、保証ができる管理体制が整っている会社なのか、ぜひ質問してみて下さい。塗装後1~2年で塗膜が剥がれ、保証書は発行されていたものの、実質保証されなかった、倒産していて無償で修繕できなかった、、、なんてことも起こりうるからです。他に、会社の運営年数が1年なのに、保証できます、なんてことも説得力としては非常に弱いです。ただ1年だからといっても信頼できないとは限りません。この「保証」の本来の意味を理解し、その内容を把握する事で万が一、不具合、施工不良やトラブルが起きた場合でも安心して任せられる業者なのかどうか、業者選びの段階でその信頼性を測る上でも重要な項目となります。今回はその外壁塗装における保証について詳しく説明します。
外壁塗装の保証内容とは?
外壁塗装の保証は主に以下の3点のうち一つが起きた際に無償で施工してれる為のものになります。
- ①塗装の剥がれ
- ②塗装の変退色
- ③塗膜の膨れ
①塗装の剥がれ(剥離)
単純に塗装の膜が剥がれる現象です。正直、これが起きる事は当社を含め、塗装屋としての未熟さを証明するくらい恥ずかしい施工不良のケースです。
②塗装の変退色
要は「色褪せ」の現象です。すぐにチョーキングしてしまった、剥がれないけど、薄くなっちゃった等ですね。どこの施工会社もこのポイントは含まれているはずです。この色褪せの保証の要点としては塗装してから1、2年後とかで急に劣化が始まった、色褪せた、去年はこんなはずじゃなかった…、などそういった著しい現象の事を主に対象としています。もちろん、例えば10年後に塗り替えを想定してシリコン塗料で施工、12年後くらいに再び塗り替え、というような場合では色褪せは当然起こります。塗料は紫外線にあたった瞬間から劣化が始まるわけですから、そういった時期を経てじわじわ色褪せるものは経年劣化として処理されメンテナンスのサインとなるでしょう。
③塗膜の膨れ
正直言いますと、この塗膜の膨れは我々業者からすると少し難しいポイントになります。理由は様々な要因が考えられるからです。外壁塗装における塗膜の膨れとは、外壁から塗膜が剥離してしまい、水膨れのような状態を指します。
塗膜の膨れの事例
写真のように水疱瘡のようにぶくぶく膨れてくる現象なんかは壁の中のちょっとした空気が膨張してきたのが原因です。または壁の一部がボコボコしたような現象もあり、例えば湿気で押されて逃げようとして膨れ上がる経緯もあったりします。こういった膨れが起きた時も無償で対応される事となっていますが、原因が施工不良からなのか、環境要因なのか、調査が必要になります。
保証書は責任の証
優良業者は基本、塗料メーカーの仕様書に沿いながらも現場に即したベストな施工を施します。当然上記のように様々起こり得る現象を起こさせないような創意・工夫を塗装作業の工程に込めていますが、万が一、という事は必ず潜んでいます。どんなに優れた業者であっても万が一の可能性はあります。ですので保証書というのは「私たちが責任を持ってやりました。問題は起きません」というある種、覚悟や宣言といってもいいでしょう。だからこそ、施工した内容に問題が起きたら無償で行うのです。
外壁塗装の保証の種類
どんな優良業者でも常に完璧な業者は存在しません。問題が起きた時に誰が、どのように、どのような条件で保証をしてくれるのか、その内容を理解する必要があります。
- ①自社保証
- ②メーカー保証
①自社保証
保証を行うのはメーカーか、施工を行った会社かどちらでしょうか?外装リフォームにおける自社保証とは、塗装を行った施工会社自身が独自に賠償の責任を負う保証のことです。保証内容はその会社が独自に決めており、法律で定められた「瑕疵担保責任」や建材の塗料メーカーなどによる「メーカー保証」とは異なります。業者保証、独自保証とも呼ばれます。
②メーカー保証
業者の中には塗料メーカーと連盟の保証を出します、という塗装会社がありますが、ほぼメーカーから保証されるといった事はありません。そう謳って安心させて契約させる業者には注意が必要です。日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研、大日本塗料、ロックペイントといった大手は一度は聞いた事があるかもしれませんが、そういった会社はすべての民間施工会社に対してメーカーが推奨する気温や湿度であったり、塗り重ねる間の乾燥させるための時間の置き方だったり、その塗料メーカーが推奨する三回塗りが確実に実践されているのか、仕様書に沿ったかどうかをいちいちチェックできないからです。
塗料は半製品
実はこの「塗料」というのは「半製品」と呼ばれています。つまり、完成していない製品、まだ製造中の状態なのです。塗料というものは塗る施工のプロセスを経て初めて完成品として成立されます。その為、トラブルの多くは塗料自体にあるわけではなく、主には塗装店、施工会社側のミスや知識不足が原因となる場合が多いわけです。ですのでもし保証を約束してしまうと、全国の塗装店側から塗料メーカーに対して「塗料が悪い」といわれても、塗料メーカー側からすると、その施工会社が確かに仕様書に沿ったかどうかはわからないわけです。ですが、特定の塗料メーカーと独自のルートや実績を評価されダブル保証を実現しているところもなくはありません。
施工後の工事保証・定期点検の実態
上記で会社が1年程度しか運営されていないのにかかわらず工事保証を謳う際に注意が必要とお伝えしたのには理由があります。民間塗装会社側にとって少し難しいポイントがあるからです。
- お客様のところに定期的に出向く費用
- 様々な管理をしてお客様へご案内する労力
「保証する」を謳う業者はたくさんいますが、本当に保証しているのでしょうか?保証書の条件にもよりますが、保証が現実的にしっかり行われてるか、定期点検をもって保証が継続されているかこれらが非常に大きなポイントとなります。
業者選び|定期点検について質問を
外壁塗装を業者に依頼するにあたって、大切な事は自分事のように迅速に対応してくれ、適正価格で高品質の施工をしてくれる事にありますが、必ずしも常に完璧とは言い切れません。その変わりに責任を保証書という形で宣言しているわけですから施工後のトラブル・点検・不具合に真摯に取り組んでくれる業者である必要があります。もし選んだ業者が安い価格で手抜き工事をするような業者の場合、当然、施工後の保証工事も真摯に向き合ってくれるとは想像しにくいでしょう。
1、3、5年後で行う定期点検通知
基本的にこの保証は自社保証である事がほとんどですので、その保証の詳細は業者によって非常に様々ですが、定期点検はだいたい1、3、5年後で行います。社長が一軒一軒点検を行うところもあれば、外装劣化診断士がまず調査し、問題があれば施工するといったところもあります。通知は書面で行うところやメールなどでも対応のところもあります。立ち合いの下、点検or業者側で任せられるなど方法は様々です。多くは業者側で任せられるケースが多いです。
定期点検は体力勝負
定期点検というのは塗装会社にとっては体力勝負です。定期的に出向く為の費用もかかります。個人で塗装業を営んでいる方が定期的に色んな色を回って訪問するというのはかなり現実的ではありません。実績が豊富で運営年数が長い業者だからこそ、施工後のケアについても熟知し、さらに組織力があるからこそ、定期点検が成立するわけです。多くの顧客を抱えるほど、その管理負担が増す為、そこで対応できる会社・できない会社が出てくるわけです。
工事保証を出さないケース
一軒一軒家の造りも異なる為、また業者によっても判断基準が異なりますが、工事保証を出さないケースもあります。それは業者側が提案する施工内容ではなく、お客側が依頼する施工をする場合です。例えば、屋根の現地調査で、この場合は、葺き替えや重ね葺きをやるような屋根と判断したのにも関わらずお客側からの要望で塗装した場合、等、事前に不具合が起きる事はわかってるケースについては保証しない事があります。
施工後のアフターサービスを確認
当社であっても他の業者であっても、外壁塗装の施工後、アフターサービスをぜひ活用するようにして下さい。契約後でも柔軟に対応してくれる業者もいますが、契約前にアフターサービスの詳細を事前確認、不明点があれば必ず業者に聞く事が大切です。不明瞭な点を明確にして、足りない部分も交渉できる場が契約前となります。このアフターサービスにおいて確認するべきポイントは以下となります。
- 定期点検が実施されるか
- 補修サービスが充実しているか
- 施工不良などのトラブルが発生した際の対応について明記があるか・迅速にやってくれるのか
気軽に連絡が取れ、原因究明できる体制を
上記では保証について説明をしてきましたが、大切な事は施工を行った業者が、そのお客に対して何か困ったらそこに親身になって原因を一緒に考える事にあります。極論、保証してないから工事しません、工事しないから別の業者を呼んでしまう、というような事はとても残念です。どんな状況であれ、困っていればまずは現地に飛んでいきますよ、何故その問題(剥がれ・膨れ・変退色など)が起きたのか、原因だけでも調査しましょう、とにかく連絡下さいね、というような姿勢や関係性を構築する事も大切です。これは業者側にも言えることです。当社でも何か困った事があれば、すぐに駆けつけて原因を調査します。
相見積りで当社アフターサービスをご確認下さい
今回は外壁塗装の工事の後に不具合が出た時の保証について説明をさせて頂きました。どの業者も不具合が起きないとは言い切れませんが、施工業者が発行する保証書というのはまさに責任の証です。だからこそ施工後も気軽に連絡をしてほしいと思っています。当社は相見積りを推奨しています。
また近い日程でメンテナンスを検討、業者選びをされる方については、実際に発生する工事費とその品質の関係性についてもチェックする事をお勧めいたします。当社のサイトでもいくつか記事を掲載しております。悪徳業者は確かに存在し、当社含め、どの業者においても慎重になる事は必要不可欠です。お客の思いを誠実に受け取り、10年、20年先の未来を見据えた必要な工事内容、機能性を確かに担保するような施工、誠実な見積書を提示する業者を選ぶことが大切です。そこについてくる費用こそが私達の言う「適正価格」になるわけです。必要な施工、必要ではない施工、この見分け方が一番重要です。
悪徳業者は不要な工事を発注させて費用とまた技術が不十分の場合には再度施工するハメにもなる為、現地調査の立ち合いは必ず時間を割く事をお勧め致します。なぜその業者はその工事が必要と思ったのか。ぜひ質問して下さい。当社は、外壁塗装・屋根塗装工事を始めとし、瓦屋根やスレート屋根などの補修や外壁の張替え、雨漏りの対応なども行っていますのでシーリング工事においても家全体への配慮をしながら遂行致します。狭山市、川越市、東村山市に事業所を構え、埼玉県・東京都の全20都市にて対応可能です。無料にて現地調査を行います。また当社では2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。『営業から雨樋工事をすすめられた』『火災保険で無料だから今のうちにやっておいたほうがいいといわれた』等、些細な事でも構いません。是非ご相談・ご連絡下さい。診断だけでも大歓迎です。
【当社の施工例】外壁塗装に係る施工例
当社が行った外壁塗装の施工例やお客様の声をご紹介します。どの家も家の作りが違いますのでその状況もまた異なります。その家に合った適切な必要な施工だけを行います。瓦屋根工事など高所の場合、どの業者も同様に足場工事が必要となる場合があります。その場合は、この機会に合わせて屋根と外壁をセットにして、予算を圧縮した形でご依頼されるお客様もいらっしゃいます。
外壁塗装の施工事例
当社で屋根・外壁塗装工事を行われたお客様の声
業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ見積り依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。
自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。
屋根工事・雨樋工事
防水工事・外構工事・足場工事・シーリング工事・白蟻駆除
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