屋根塗装編｜見積書の見方！必要な施工内容と費用を知り悪徳業者を回避

家の築年数が10年以上過ぎたご家庭において、屋根塗装を検討しない人は少なくないでしょう。ここで肝心なのは「困ってからだと工事が失敗しやすい」という事です。屋根塗装は、その塗料メーカーの仕様書を準拠して初めて塗料の効果が発揮される事から、素人の方によるDIYの範疇を越えた作業になります。そして、「屋根塗装をどこからどうやって誰に頼めばいいのか・・・」という疑問を持つ方が多く、そういった知識があまりない事を利用して、困っているあなたとすぐに契約しようと優しい言葉で通常よりも高い金額で請求したり、安くして手抜き工事をする悪徳業者がいるのもまた事実です。相見積りを取り判断材料を増やしましょう。大切な事は多少で構いません。多少、ご自身で必要な知識を身につけ、数ある施工業者から相見積りを取り、比較して疑問点を解決する過程をしっかり取る事が重要です。屋根塗装をするには高さの関係から足場工事も必要となり、その費用も相場を知る事で払いすぎるリスクも回避できるようになるわけです。足場工事が発生するなら、外壁塗装もまとめてやって安くしようという方も多くいらっしゃいます。家の塗装や修理の営業は常にそれらしい口調で図面を利用して説明するので「じゃあ、お任せしよう」という流れになりやすいので必ず、説明だけ聞いて、検討する日にちを設け、改めて判断するようにしましょう。すべては決して安くない修理費用を無駄にせず家の防水性を確実に保ち、不動産価値を下げずに維持する事にあります。

本記事では屋根塗装に関する相場、見積書の見方について説明させて頂きます。この2点を知るだけでも悪徳業者とのリスクを下げる事に繋がります。ぜひ最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。

屋根塗装の相場を知りましょう

屋根塗装の相場はスレート屋根・30㎡・2階建ての条件では概ね40～60万円と言われています。この基本から屋根の種類、形状、劣化具合、また塗る実際の面積、使用する塗料のグレード、付帯部の面積などで前後する事になります。必ず見積書にそういった細かい仕様が書かれているか確認して下さい。

坪数ごとの費用相場

30坪の住宅であれば39万円程度、40坪でしたら47万円程度の費用。
シリコン塗料の想定です。使う塗料によって金額は上下します。

塗料ごとの費用相場

• ウレタン塗料
  ・耐用年数が短い為、屋根に使う事は珍しい
  ・価格が安いが耐久性が低い為、10年はもたない
  ・1㎡あたり1,800円～2,000円程度
• シリコン塗料
  ・コスパが高い
  ・1㎡あたり2,000円～3,000円程度
• フッ素塗料
  ・高耐久
  ・高品質
  ・公共施設でもよく利用されている
  ・1㎡あたり3,000～4,800円程度
• 無機塗料
  ・品質は様々（シリコン塗料以下の品質もある為、注意が必要）
  ・最高品質の場合、耐用年数はフッ素塗料よりも長い（25年以下）
  ・最高品質の場合、1㎡あたり5,000～6,000円程度

こういった塗料選びで重要な事は、ご自身の予算、家のメンテナンスプランをしっかり持つことにあります。例えば、費用をしっかりとかけて長期的に防水性を担保したい、あるいは、費用を極力抑えて、短期的な防水プランにして次回のメンテナンスに備える、といった形もあるかと思います。身体に優しい自然塗料や遮熱塗料などの機能性のある塗料もあります。すべてメリット・デメリットがあります。ご家族でまずどのようなプランにするか話し合って下さい。その上で、相見積りの場合に業者は適切なプランを提案します。あるいは、経年劣化が酷い場合には、塗装ではなく屋根の葺き替えを提案する業者も考えられます。この1㎡あたりの単価を知っておくとその基準から逸脱して高額に請求してくる業者を未然に避けられます。

足場代の費用相場

1㎡あたり700～800円程度

安全面の観点からある一定以上の高さでの作業となる場合には足場を組む必要がある為、この費用が発生します。30坪の住宅では20万円を超える事はほとんどないでしょう。しかし、業者によっては25万円で請求したりする場合があるので必ず「単価と足場面積」の計算がどうなっているか注視して下さい。

作業工程ごとの費用相場

• 足場代｜（単価）750円｜187500円
  ※足場面積250㎡とする。養生代込
• 養生代｜（単価）400円｜18,000円
  ※屋根面積45㎡とする
• コーキング代｜（単価）600円｜18,000円
  ※施工長さ30mとする
• 塗料代｜（単価）2200円｜99,000円
  ※屋根面積45㎡、シリコン塗料使用、塗料工賃含む
• 業者諸経費｜（単価）—｜32,250円
  ※全体の10%とする
• 合計｜（単価）—｜390,225円
  ※消費税10%込

作業工程ごとに費用がかかります。足場の変動要素は家の大きさと高さにあります。必要な足場が増えると費用も上がるという認識はしておく必要があります。下地処理・高圧洗浄・養生作業が塗装の前に必ず行う作業となります。養生とは塗装しない部分を保護する作業です。屋根に窓がある場合には養生範囲が広くなります。コーキングとは屋根の穴や隙間を補修する作業です。この他に、屋根の洗浄費用がかかることも多いです。塗料代などの材料費については、なぜか業者の手数料が含まれているかのように相場より高い金額を請求するところがありますので原価をしっかりと聞くようにしましょう。業者の諸経費については次の項目で説明します。

その他の費用とは？諸経費について

どんな費用が内訳として必要な項目としてあるのか、それを知る事は悪徳業者かどうかを見極める意味でも非常に有効な手段となります。色々な費用を請求している＝悪徳業者、とは言い切れないからです。法律に順守する為の作業において発生する必要経費もあるわけです。しかし、そういった口実を利用して相場よりも高い金額でサラッと水増ししている事があるので気が抜けません。

• ・業者の交通費
• ・事務手数料
• ・産業廃棄物の処理費用

上記の内訳になっているケースが多いです。

屋根塗装の見積書の見方

どのシチュエーションにでも言えることですが、見積書をしっかり確認してこれから依頼する業者がどんな作業をするのか詳細をきっちりとした内容で提示する業者に依頼する事が大切です。また見た目には詳細がしっかり記載されていたとしても計算がなぜそうなっているのか、疑問に思った箇所は必ず質問をして解決するようにして下さい。特に面積のカウント次第で費用は大きく変わります。

• 1．工事内容
• 2．数量
• 3．単価
• 4．値引き

手抜き工事の基本は見積書から始まり、一度見積書が確定されると悪徳業者はお金をかけない努力をするケースがあります。つまり見積書が明瞭でないと「その内容を行いました」と弁明できるからです。責任逃れの同意のプロセスを踏む事にも繋がってなってるのです。

1．工事内容

どのような工事内容かチェックをしましょう。スケジュールとその各工程の順番についても把握しているとより良いでしょう。屋根塗装の他に付帯部の塗装、ひび割れ補修などをすることが多いです。知識がない状態だと理解するのが難しいですが、疑問があれば質問をして一つ一つクリアにしていく作業は騙されない為にも必ず必要です。

2．数量

屋根塗装における数量はほとんどが㎡（平方メートル）で表記されます。コーキング補修はメートルで表記される事もあるでしょう。足場の場合には架㎡・架平米と表記する事もあります。数値があっているかどうかを見抜くのは非常に難しい為、相見積りを行い、そのあたりの数値に大きな違いがある場合には質問を必ずしてください。また、「一式」とばかり表記されている場合には悪徳業者の場合が多いです。

3．単価

単価には基本的に人件費も含まれます。また単価は業者によって異なる為、相場より高いかどうかは相見積りをしないとわかりませんので相見積りを必ずして下さい。

4．値引き

大抵の業者は数千円～数万円の値引きをします。ただし、屋根塗装の場合、工事金額が40～60万円程度の為、10万円以上の値引きをする業者は危険、悪徳業者の可能性があります。この危険の意味は安い事によって発生する手抜き工事の可能性を指します。安い金額だけを評価すると手抜き工事に遭いやすく、再び施工せざるを得なくなり、最初に投じた予算は無駄に終わってしまいます。相場を知るという事は悪徳業者により高額請求や手抜き工事のリスクを減らすことに繋がるのです。

30㎡一律●●円パックを実施する業者には注意

屋根塗装を検討している方は様々な施工会社のホームページでもご覧になった事があるかもしれませんが、施工会社によっては30㎡一律●●円パックのように固定費用を提示する業者があります。費用と内容が明瞭に見えて一見安心して依頼しやすい印象ですが、実は注意が必要です。パック料金だと塗料が余る家もあれば塗料が足りなくなる家もあります。足りなくなる分には業者負担になるので好都合かもしれませんが、窓の面積や付帯部の状況、などで大きく異なり、基本的には多めに予算を取る形のケースが多いです。本当はそこまで費用がかからなかったかもしれないパック一式タイプのような業者よりも、一軒一軒しっかりと詳細を踏まえて、あなたの家に対してしっかりとした対策が盛り込まれた施工内容での契約書で施工する業者がベターと言えるでしょう。払わなくていい費用・買わなくても良かった数量が発生する事が十分に考えられるからです。また塗料の値段も手数料を込みにして値上げしているケースもあるので注意が必要です。

屋根塗装の業者なら当社に任せ下さい。

当社代表取締役社長の近澤泰義

見積書の内容を判断するためには屋根塗装の費用における相場、必要とされる工事内容を大まかにでも知る事が何よりも大切です。相場を知る事で相見積りで得た複数の見積書の中から一番あなたにあった業者が見つかるでしょう。

また業者選びで大切な事はお客の思いを誠実に受け取り、未来を見据えた必要な工事の誠実な見積書を提示する業者を選ぶことが大切です。そこについてくる費用こそが私達の言う「適正価格」になるわけです。必要な施工、必要ではない施工、この見分け方が一番重要です。悪徳業者は不要な工事を発注させて費用とまた技術が不十分の場合には再度施工するハメにもなる為、現地調査の立ち合いは必ず時間を割く事をお勧め致します。なぜその業者はその工事が必要と思ったのか。ぜひ質問して下さい。当社は、外壁塗装・屋根塗装工事を始めとし、瓦屋根やスレート屋根などの補修や外壁の張替え、雨漏りの対応なども行っていますのでシーリング工事においても家全体への配慮をしながら遂行致します。狭山市、川越市、東村山市に事業所を構え、埼玉県・東京都の全20都市にて対応可能です。無料にて現地調査を行います。また当社では2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。『営業から雨樋工事をすすめられた』『火災保険で無料だから今のうちにやっておいたほうがいいといわれた』等、些細な事でも構いません。是非ご相談・ご連絡下さい。診断だけでも大歓迎です。

屋根塗装の施工例とお客様の声

当社が行った屋根塗装の施工事例やお客様の声をご紹介します。家屋はそれぞれ異なり、適切な施工も、費用も異なります。屋根塗装工事は高所での作業を中心とするため、どの業者も同様に足場が必要になる可能性が高いでしょう。足場工事が必要な場合は予算を圧縮するために屋根塗装と外壁塗装をセットにしてご依頼することも可能です。

屋根塗装工事事例

当社で屋根塗装工事を行われたお客様の声

業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ相見積り依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。