「火災保険」は「住まいの保険」とも呼ばれるように、火事やそれ以外にもたくさんの補償があります。 しかしながら、それに付帯して代行申請を募るリフォーム業者がその後に保険金のパーセントを請求してきたり、契約書に保険金をもらうといった文言が入れたり、代行申請によって嘘の風災を装ったり、見積金額を大きくして申請を行ってしまい、保険会社から詐欺で訴えられてしまうといった事も実際にあります。もちろん、保険金の申請には業者からの見積書が必要ですし、図面や計画書といった少し専門的な部分もございますので保険金で補修を行いたいと思っているお客様にとっては少し面倒、煩わしい印象があるかと思います。
失敗しない工事の為にも、当社が皆さんにお伝えをしたいのは以下の3点です。
保険金で失敗しない工事 安心の3ポイント
- 保険金申請はご自身が内容をしっかり把握して行う事
- 保険金について正しく知る事
- 保険金と施工依頼は切り離して考える事
工事への近道
上記の3つのポイントをしっかりと理解をしていれば、申請自体は簡単ですので、皆さんのご状況が加入されている火災保険のプランに適応できていれば問題なく、実現することが可能です。見積もりの金額や被災・被害状況について大きく無理をした申請をすると、保険会社は鑑定士を利用して審査をすることもありますのでかえって時間がかかりプラン通りにいかない事が起こりかねません。一番ベストな方は信頼できる施工業者と進める事が一番の近道となります。保険金の申請で協力してくれたリフォーム会社が強制的に実際の施工も行うよう強いる場合には注意が必要です。私たちが考える優良の施工業者とは、まずはお客様の立場に立って一緒に判断を考えてくれる人たちであって、保険金を一緒にせしめる人たちでは決してありません。保険金が入ってからも改めてしっかりと見積もりを取って、改めて修理業者を選ぶことが一番の失敗しない工事への近道です。
主な手順
- 保険会社(or 保険代理店)に問合わせ
- 被災した日時・箇所を伝えて保険申請書類を入手
- 「複数の」修理業者から見積書を入手
- 修理業者の選定
- 選定した業者から修理見積書と被災写真を入手
- 保険申請を行う
- 保険鑑定を受ける(必要な場合)
- 保険金の決定と入金
- 改めて修理業者の選定、相見積りを行う
- 安心できる屋根・外壁の修理業者の選定、契約
- 工事開始、引き渡し
「保険金請求書」の他に「事故状況説明書」を求める保険会社も存在します。 「事故状況説明書」は屋根や外壁など、どのあたりが被災したかを示す書類です。
被災が起きた日時、現場の写真は一番重要な項目できすので必ず証拠として残してください。
以上、火災保険を適用して工事を検討されている場合はこの手順をイメージされることをおすすめします。
保険金後の業者選定について
最初に信頼できる業者がいる場合にはこのステップは不要です。業者と契約をしていない限り、改めて選ぶ事も決して悪い事ではありません。失敗しない工事の為にも業者の最終決定は非常に慎重さが伴う重要なプロセスです。心から安心できる業者を選んで下さい。
また当社でも、この点については重々理解し、無料にて現地調査、保険金申請の為の見積もりにも対応しております。
保険対象になる被災の代表例
- 火災落雷、破裂、爆発など
- 風災台風・強風・突風、竜巻、暴風など
- 雪災豪雪、雪崩、融雪水の漏入、凍結、融雪洪水、など
- ヒョウ災大粒のヒョウ、など
- 水災床上浸水、など
- コロニアル(スレート)屋根やトタン屋根のはがれ
- 棟板金の飛散
- 瓦の崩れ
- 外壁のはがれ
- 庇板金(ひさしばんきん)のめくれ
- 窓の割れ
- 雨どいの歪み
- 軒天(のきてん)のめくれ
- 破風板(はふいた)の歪み
- シャッターや雨戸の破損
- アンテナの破損
- 門の歪み
- 塀の崩れ
- 物置きの凹み
- エアコンの室外機の凹み
- カーポートの穴あき
- ベランダ、バルコニーテラスの穴あき
- カーポートの破損
台風や豪雪などで生活が困難なほどの深刻な被害を受けた場合は、速やかな対応ができる業者かどうかが最優先課題になります。相談先が対象箇所の専門修理業者であることが分かっていれば、相見積りをおこなわずに保険申請と屋根の修理を同時進行でおこなってよいでしょう。
保険対象にならない被災の代表例
- 修理費用が20万円以下
- 風速20メートル以下
- 保険契約者、被保険者等の過失または法令違反
- 経年劣化
- 被災から3年以上経過した箇所の申請
風災における注意点
風災申請のキーワードは風速20m以上が条件です。風によって建物被害を受けたとしても、どんな風でも補償の対象になるわけではありません。保険会社が強風と判断する基準は最大瞬間風速における20m以上です。 最大風速と勘違いされることが多いのですが、最大風速と最大瞬間風速は異なりますので注意が必要です。
専門の工事会社に相談する
また、できる限り被災した箇所の専門の工事会社に見積書の作成依頼はおこなってください。 理由はその工事会社が作成する修理見積書の金額が安いからです。 いうまでもないことですが、保険金請求された金額が市場価格に近ければ近いほど、保険会社の対応は早い傾向があります。当社は下請けへの外注は行わず、完全自社施工、屋根、外壁、など各種専門の技術を持った職人集団ですので様々なアプローチで対応が可能です。適正な価格、適切な見積内容を提案することで保険会社は現地調査を経ずに保険金を支払う事につながる可能性が高くなります。
素材自体の問題
ノンアスベスト屋根のような不具合が出やすい素材を使っている場合にも素材が原因とみなされてしまうケースがあります。
原状復帰の基本理念
保険会社の補償は、同じ素材の屋根材で同じような形、「元に戻す」という考えで保険適用がされます。屋根の場合は「葺き直し」、スレート屋根の場合は交換や葺き替えという事になります。グレードアップした素材や原状復帰以上の品質に仕上げる事は適応外か、差額分が自己負担になる事があります。
保険申請代行
契約トラブル
嘘の保険金申請
保険コンサルタント
重要なことは工事の品質
保険金の金額、気になっていませんか?金額も大切ですが、保険金を受け取ることはあくまでも「手段」です。今後、被災が起きないようしっかりとした屋根や外壁、雨樋の修理をおこなうことが本当の「目的」です。 手段と目的を明確にしていきましょう。最も重要なことは質の高い屋根工事を実現する事です。つまり、修理業者選びが最も重要という事になります。
当社では2社以上の相見積もりをおすすめしていますので気軽にご連絡することが可能です。また施工後も安心の工事保証という形で点検や問題が起きた場合にもかけつけ対応を行います。皆さんの大切な家、家の未来、責任をもって対応致します。
火災保険申請に関するよくある質問
無料の現地調査との事ですが、本当に無料ですか?
現場調査の所要時間はどのくらいですか?
火災保険の申請後、保険が全く下りなかった場合調査費用は発生しますか?
火災保険は何度でも使える?一度利用するとその後の保険料はあがりませんか?
火災保険のリフォームでトラブルになった場合どうすればいいですか?
契約している火災保険会社に相談するか、もしくは消費者センターに相談して下さい。ケースに合わせて的確な相談ができ、今後の対応についても教えてくれます。
消費者ホットライン 188 ※局番なしで188とおかけください。