
飛び込み屋根修理業者で火災保険詐欺共犯に?棟板金を指摘する悪徳業者の手口
飛び込み営業の屋根修理業者は大抵、屋根修理における受注の機会を得る為、棟板金の浮きを口実にして訪問をする事が多々あります。問題は工事をしたからといっても必ずしもその問題点が解決される訳ではないという事、そして飛び込み営業にきた人物によって問題のなかった棟板金が外され、火災保険金の代行申請まで行ってしまうケースが実際に起きている事を知る必要があります。場合によっては築後1年で台風で飛ばされるといった事例も少なくありません。
消費者庁(国民生活センター)に最も多く寄せられるリフォーム関連の相談は、屋根修理に関する相談です。特に昨今ではコロナの影響もあり飛び込み営業を行う業者はあの手この手で飛び込み訪問販売を行い多様化しているのが現状です。最悪なケースとしては悪徳業者が棟板金を壊し火災保険の保険金申請を行い風災によるものではないのに保険金が下りてしまう事でしょう。
まず当社からお伝え出来る事としては絶対に屋根に飛び込み業者を登らせてはいけません。そして屋根塗装をする際は極力、棟板金の交換も行うようにして下さい。この記事では飛び込み営業のよくあるパターンと断り方について説明していきます。
飛び込み営業の訪問販売の手口
所沢市|板金入替+瓦屋根調整した施工事例(施工前)
- 手口① とにかく不安を煽る
- 手口② 無料診断を口実にする
- 手口③ キャンペーンを利用する
- 手口④ 火災保険で0円で修理できる
この手の飛び込み営業はまず「お客に契約書にサインをさせる」方針が根底にあります。サインをさせるにはどうすればいいでしょうか。「今やらないと大変な事になる」「今なら火災保険の手続きもセットでするから無料で工事ができる」「会社が割引キャンペーンを期間限定でやっている」といったような謳い文句が典型的です。
飛び込み営業の口実ポイント
- 板金が浮いている
- 屋根が反っている
- 瓦の棟がずれている
- 屋根の瓦が浮いている
「近くで工事をやっていて足場に登ってみたらお宅の家の板金が浮いてますよ」、「屋根が反っていますよ」そういう事を言う飛び込み業者が結構多く、当社でもそういう事を言われたから診に来て欲しいと依頼される事が昨今少なくありません。で実際に調査をするとほぼ浮いていない、あるいは、意図的に外されている跡を確認してしまう事もあります。
知らない人に屋根に登らせるという事
- ・何をされるかわからない
余程周囲に住宅がない環境を除いて屋根は下から見えません。つまり調査中も何をされるかわからないわけです。さらに屋根によっては、例えばノンアスベストのスレート屋根の場合、人の体重で割れてしまう脆弱な屋根が存在する為、棟板金の交換作業でさえもスレート屋根に負荷を与える事がある為、慎重な作業が求められます。気軽に屋根に登らせると思わぬリスクが生じる可能性がある事を理解する必要があります。特に突然やってきた人に屋根を登らせるという事はある種、今日会った知らない人に自分の身体の手術をしてもらうようなものと捉えていいでしょう。
近くで工事をしている飛び込み営業から屋根の問題点を指摘されたら
- ・家の隣の現場で作業があったのか
- ・両隣や前後左右どこかに足場が本当にあったのか
- ・ホームドクターや信頼できる業者に調査を
まず飛び込み営業の方から棟板金が浮いている、屋根が反っている、など指摘を受けたら鵜呑みにせず、その情報を冷静に精査する事が大切です。名刺をもらい、近くで工事をしている場所も教えてもらいましょう。もちろん中には本当にその通りで棟板金の交換をする時期にそろそろきている場合もありますが、現場で屋根を見た、というからには当然下から見える訳ではありませんので近い時期に近隣で足場を組んで作業が行われたか思い起こす必要があります。しかし、近隣での工事自体がない場合にはその指摘はおかしい話となってしまいます。特に足場を組む場合、平均で約20万円程度の予算がかかりますから一日で終わるような小規模の工事は稀で、外壁塗装、屋根塗装とセットで行うケースも多いため、施工期間も2~3週間はあるはずですので覚えているはずです。また指摘をされても屋根に登らせてはいけません。その代わりにあなたの信頼している屋根修理業者、あるいは親戚に大工がいればその方に診てもらう、ホームドクターに診てもらう、など別途依頼してチェックする機会を設けて最終的に判断するようにして下さい。
飛び込み営業の見た目・特徴
- ・作業着を着ている
- ・手元仕事をやっているような若い好青年
営業マンと聞くとスーツを着て名刺を渡し何か提案をする人のイメージがありますが、この屋根における飛び込み営業では、すでに何かの現場中かのような雰囲気を装い、親切心でわざわざ教えてに来た、という印象で今やったほうがいいという流れにもっていくケースが多い傾向があるようです。
棟板金を知る
所沢市|板金入替+瓦屋根調整した施工事例(施工後)
棟(むね)とは、戸建て住宅の最も高い位置に取り付ける屋根部材であり、スレート瓦や金属屋根で使用される場合は金属製の棟板金と呼ばれます。棟板金最大の役割は、雨水の侵入を防ぐことです。 屋根頂部は、取合いが複雑になりやすく、漏水リスクが高い場所といえます。 そのため、棟板金で包み込むようにおさめることで、雨水の侵入を確実に防ぐ必要があります。 棟板金は、見た目を印象づける役割もあります。
棟板金の主な屋根材
- ・トタン
- ・ガルバリウム鋼板
- ・ジンカリウム鋼板
- ・化粧スレート
- ・コロニアル
- ・カラーベスト
- ・厚型スレート
業者によっては棟板金の下地にアルミ製の下地を用いて棟板金を固定させています。アルミは木と異なり腐食せず樹脂と異なり、熱による変形がほぼありません。またガルバリウムはほぼアルミのメッキなのでアルミの下地と接着させても問題なく金属の鋼板を固定させるのに釘ではなくステンレス製のビスを用いるケースで通常の耐用年数よりも長い期間維持する手法も存在します。興味のある方は是非当社にお問合せ下さい。
これから棟板金の交換を検討している方に向けて
自然災害による工事後の不具合については免責とするリフォーム会社が多いです。つまり屋根工事後に棟板金が剥がれたり浮いても風による被害だから保証はできないと始末される事になるはずです。だからこそこれから棟板金の交換工事を含めた屋根工事を行う予定のある人は安心できる棟板金の工事方法にも着目してほしいです。また棟板金の交換を避けて屋根塗装だけ行っても結果、棟板金から雨漏りが発生する事もあるため、セットでメンテナンスをすることも視野に入れておいて下さい。棟板金だけの交換は高所となる為、都度足場工事の費用がかかってしまいます。
屋根修理の飛び込み訪問販売の断り方
飛び込み営業ですぐに契約を迫る人には注意をしてください。例えば緊急性があったとしても別業者にも現地調査を行ってもらう等、第三者の意見は必ず入れて決断する事をお勧めします。
火災保険詐欺の共犯者に…?
最初の方で説明したように火災保険で0円で修理できると言って契約を迫るケースにも注意が必要です。そういう彼らの手口は以下のケースが多いようです。
- 1. 屋根に実際に登り、棟などを壊す
- 2. 深刻な問題があるとお客に指摘
- 3. 火災保険からの保険金を使えば無料で直せるとアドバイス
- 4. 今すぐに契約してくれるなら火災保険の申請代行もするのでスムーズと謳う
ご存知の通り、火災保険は風災によって発生した破損を補修するのに使う保険ですのでもしそういった業者が屋根を意図的に壊し、火災保険の申請をして保険金を得たとしたら、当然申請者はお客の名前になりますので知らなかったとしても保険金詐欺に該当してしまう、という恐れがあるわけです。あるいは、保険金が下りる前提で契約をしたが、保険会社の調査員が風災として認定しない場合はもちろん無料で工事にはなりません。またすでにサインをしてしまっているということです。
飛び込み営業への良い断り方
- 〇はっきりと断る事を伝える
- 〇営業お断りのステッカーを門やドアに貼る
- 〇カメラ付きインターフォンに切り替える
曖昧な返事、断り方はかえってしつこい営業となったり、嫌がらせをする可能性もあるので、自分では決められない、決定者ではなく家族と相談する必要がある、親戚に大工がいるので任せようと思う、などそういう話をするとすぐに諦めてくれるでしょう。それでもあきらめてくれない場合には警察に通報する事も一つの手でしょう。
もし契約してしまったら
クーリングオフがあるので安心してください。特にクーリングオフの説明をしていない場合には、例え工事が完了したとしてもキャンセルが可能です。やり方がわからない、業者と会って話したくない場合には消費者センターに連絡して間に入ってもらうのも手です。
棟板金を口実にした屋根修理の飛び込み営業にご注意下さい。
当社代表取締役社長の近澤泰義
屋根修理の飛び込み営業は年々多様化し、その手法も様々です。一番大切な事は不安を煽る言葉に冷静に対処する事です。屋根に登らせると壊され、中の貫板がむき出しにされてしまうかもしれません。絶対に登らせないで下さい。もし屋根や棟板金の指摘を受けた場合、第三者の専門業者に問い合わせて現地調査だけでもして確認するようにして下さい。当社でもそういったケースで調査の依頼を受ける事が多いのでお気軽にご連絡下さい。
また一方で悪徳業者も確かに存在しますので当社含め、どの業者においても慎重になる事は必要不可欠です。業者選びで大切な事はお客の思いを誠実に受け取り、未来を見据えた必要な工事の誠実な見積書を提示する業者を選ぶことが大切です。そこについてくる費用こそが私達の言う「適正価格」になるわけです。必要な施工、必要ではない施工、この見分け方が一番重要です。悪徳業者は不要な工事を発注させて費用とまた技術が不十分の場合には再度施工するハメにもなる為、現地調査の立ち合いは必ず時間を割く事をお勧め致します。なぜその業者はその工事が必要と思ったのか。ぜひ質問して下さい。当社は、外壁塗装・屋根塗装工事を始めとし、瓦屋根やスレート屋根などの補修や外壁の張替え、雨漏りの対応なども行っていますのでシーリング工事においても家全体への配慮をしながら遂行致します。狭山市、川越市、東村山市に事業所を構え、埼玉県・東京都の全20都市にて対応可能です。無料にて現地調査を行います。また当社では2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。『営業から雨樋工事をすすめられた』『火災保険で無料だから今のうちにやっておいたほうがいいといわれた』等、些細な事でも構いません。是非ご相談・ご連絡下さい。診断だけでも大歓迎です。
【当社の施工例】外壁塗装・屋根塗装等の施工例とお客様の声
当社が狭山市、川越市、所沢市、東村山市で行った屋根塗装・外壁塗装施工事例及びお客様の声をご紹介します。それぞれ家の作りが違いますのでその状況もまた異なり、その家に合った適切な施工を行います。外壁塗装などは高所での作業が多いため、どの業者も同様に足場工事が必要となる場合があります。その場合は、この機会に合わせて屋根と外壁をセットにして、予算を圧縮した形でご依頼されるお客様もいらっしゃいます。
屋根塗装または外壁塗装工事の事例
当社で工事を行われたお客様の声
業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ相見積り依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。
埼玉県狭山市生まれ・狭山市育ち。屋根工事業をメインに建築塗料・塗装業にも携わり20年以上。6000件以上の施工実績。現在は、株式会社CHIKAZAWA代表取締役社長として、現地調査に必ず出向き・自身で家の診断を行い、お客様に高い満足と安心を提供し続けられるよう、塗装工事のサービスだけでなく建物全体の改修工事を重点に品質の向上に取り組んでいる。この記事を監修した人
近澤 泰義株式会社CHIKAZAWA
代表取締役社長
自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。
屋根工事・雨樋工事
防水工事・外構工事・足場工事・シーリング工事・白蟻駆除
株式会社CHIKAZAWA
建設業許可(般-27)第69007号
本社:埼玉県狭山市南入曽409-4
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