スレート屋根塗装の前に棟板金の交換!ふじみ野市・狭山市の施工例
新築から10年、あるいは前回の屋根塗装、外壁塗装から10年経ち、そろそろ次のメンテナンスをどうしようか、考えられている方いらっしゃるかと思います。そこで今回はスレート屋根の家にお住いの皆さんに向けて一つ大切な点についてこの記事を通じてお伝えしたいと思います。それはズバリ「スレート屋根のメンテナンスを塗装だけで考えると必ず失敗する」という事です。
具体的に申し上げますと、家は必ず経年劣化をしていき、ある一定の年数が経つとメンテナンスが必要になります。すでにご存知かもしれませんが、もしメンテナンスをしない場合、雨漏り、そしてそこから二次被害でシロアリ、どんどんと家が腐っていくというデフレスパイラルに陥ってしまいます。屋根というものは家を守る為に非常に重要な役割を担っています。
そこで家のメンテナンスが必要な訳ですが、費用もかさみ避けたいところですよね。そしてさらに残念ながら悪徳業者などによる飛び込み営業などで不安をあおり無駄な費用を請求された、あるいは、逆に事態が悪化してしまったというケースも実際にございます。
ご自身の家がどのような屋根材で、前回はいつメンテナンスを行ったのか、現在、屋根はどういう状態なのか、しっかりと把握し、メンテナンスの為にある程度の知識を持つことで何に費用をかけるべきか、また無駄に費用をかける必要がない事とは何か、そういった判断をしていくことが重要です。
それでは、スレート屋根におけるメンテナンスについて見ていきましょう。
スレート屋根とは?
スレート屋根はセメントを材料とする屋根材で戸建て住宅で用いられるスレート屋根は、セメントを主成分とする厚さ5mmくらいの薄い板のような屋根のことで、平べったい板(フラット)の形状をしています。軽量で安価であることから普及してきました。
スレート屋根の厚みやサイズは?
スレート屋根の他、コロニアルやカラーベストともよばれているこの屋根は上部に4か所、釘を打って固定する穴があり、釘を屋根の下地(野地板)に打ち込んでスレートを張ります。
<目安>
1枚のサイズ:幅910mm×高さ414mm
厚み:約5mm
1㎡あたりの重量 約20Kg(陶器瓦の半分で金属屋根の3倍)
1㎡あたりの必要枚数 約6枚
1㎡あたりの値段 約3,000円
1枚あたりの値段 約500円
スレート屋根の耐久性
スレート屋根は製造された年代によって耐久性が変わります。
特に第二世代のスレート屋根はぜい弱で、割れや欠けなどの不具合が多発しやすい傾向があります。
上記の通り、スレート屋根の厚みは約5mm程度と薄く、軽量というメリットがあります。しかし、その分強度がなく、割れやすいことがデメリットです。耐久性や防水性が低く、雨風や紫外線などの影響によって変色やコケの発生、ひび割れなどの劣化症状が起こることも懸念されています。
スレート屋根の寿命は15~20年程度とされていますが、あくまでも目安であり、劣化が起きた場合には耐久年数にかかわらず寿命が早くなってしまいます。スレート屋根を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
スレート屋根は塗装さえすれば良いのか?
塗装をする事によって見た目が一新する事は確かです。そして性能の面で見た場合、塗装をすることによって割れやすい脆弱性をカバーする事から塗装は必要ではありますが、実はそれだけは足りない重要な箇所があるんです。ではどこをメンテナンスすればいいのでしょうか?
スレート屋根で一番最初に壊れる箇所『棟板金』
ご自宅、あるいはご近所で使われているスレート屋根をチェックしてみて下さい。スレート屋根の頂上部分に棟板金というものがあります。スレート屋根において「まず最初に壊れる部分はこの棟板金」になります。
棟板金が落ちていくプロセス
スレート屋根の板金部分の上記写真をご覧ください。中が木になっていて、板金部分と木の部分に釘を打ち込まれて固定されています。最初はもちろん安定した性能を発揮しますが、長年、太陽の熱、雨や雪による水によってこの木の部分が傷んでいきます。この木が15年~20年経ちますと腐っていき、柔らかくなり釘が緩み、結果的に釘が抜けていく、といった事が発生します。釘が抜けると板金が固定されない状態となり、雨漏りの原因、また近所に落ちてしまったり、周辺の車などの所有物にキズが付いてしまうといった事例も発生します。また、板金自体に穴があり止付けられない事態になる事も珍しくありません。ですのでスレート屋根にお住いの皆さんにとって、知って頂きたいのは「スレート屋根では棟板金のメンテナンスが必ず必要」という事です。
スレート屋根の塗装は意味が無い?
主なスレート屋根材は総合外装メーカーケイミュー(KMEW)が販売元となっています。この会社が発行する専門業者向けにカラーベストという2016年設計施工マニュアルに再塗装について以下の表記があります。
・再塗装の目的は、美観の維持向上
・再塗装をしなくてもカラーベストの基材の物性・防水性への影響はなし
何故、スレート材に塗装をしなくてもいいのでしょうか?スレート材自体が水を通さない素材でできているので美観を整えたい、一新したい、そういった場合にスレート屋根の塗装を行ってくださいという主旨がありますが、スレート屋根は施工性が良く安価な屋根ですが、スレートの割れや破損が起こりやすいのもまた特徴の一つです。屋根の取付方、そして太陽の光、水にさらされた状態、スレート屋根の耐久性も年代によってさまざま、という点からスレート屋根自体も屋根塗装によって劣化状態を抑える事が可能です。
スレート屋根の割れは火災保険で補償されるのか
塗装を行ったばかりなのにスレート屋根材が割れて落下してしまった、瓦が捲れて落下し更には雨漏りまで起こしてしまった等、このように自然災害によって屋根材や棟板金などの役物の破損が起きてしまった場合も火災保険が適用されます。
そもそもスレートとは粘土板岩の薄板を使用した天然石の屋根材「天然スレート」のことです。しかし、一般的に言われるスレート屋根とは、「化粧スレート(昔は石綿スレート)」のことで、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工した屋根材です。「カラーベスト」や「コロニアル」という商品名で呼ばれることもありますが、「化粧スレート(以下スレートとする)」と同じことです。スレート屋根の割れが火災保険で補償されるのかどうかは、割れの原因により異なります。スレート屋根は施工性が良く安価な屋根ですが、スレートの割れや破損が起こりやすい屋根です。自然災害による割れを証明できる可能性があるので、普段から定期的に写真を撮っておくことをオススメしています。経年劣化ではない形で破損が起きた事を証明する事が大切です。
スレート屋根で必ず行う作業『縁切り』
屋根の塗装は劣化状態をしっかりと診断し、下地を整えてから塗料を塗っていきます。塗料を塗ったあとに、隙間に埋まった塗料を落とす「縁切り」は、屋根の防水性を保ち、劣化を防ぐための大事な工程です。
屋根材は1枚ずつ重なり合って敷き詰められていますが、この重なりの間に隙間を作ることで、雨を排水して屋根内部に水を侵入させないようにすることができます。縁切り作業を怠ると、下地材の腐食や雨漏り、建物の通気性が低くなるなどのトラブルが起きてしまいます。快適な住宅環境を保つためにも、縁切り作業まできちんと行う施工業者に依頼しましょう。
棟板金交換は屋根塗装・外壁塗装とセットで
上記でお伝えしたようにm、スレート屋根で一番壊れやすい部分が「棟板金」にあたります。ですので、屋根塗装や外壁塗装を行う時期に来た場合、塗装する前に必ず棟板金の診断を行い、セットで行うようにしましょう。
棟板金の交換工事は屋根塗装、外壁塗装と同様に足場の組み立てが必要です。足場工事も大きさによって費用は異なりますが、目安20万円~と費用がかさみます。屋根塗装、外壁塗装とこの棟板金交換がセットで行う事ができれば長期的な目線で一番安く済みますので家の全体修繕として工事を行う事をおすすめしております。
依頼する業者選びは慎重の相見積りで
スレート屋根を含む、屋根の修理業者が数多くいる中で、一社を選ぶのはとても難しいでしょう。もちろん、安い値段で施工してくれると言われると嬉しいですが、営業や格安ワードに飛びついて満足のいく工事を行なってもらえず、当社に連絡がきたケースが多くあります。質が良く、長くその家に住んでいきたいのであれば、費用の相場を知るだけではなく、その業者が高い質を提供できるかどうかを確認しましょう。そのためにもしっかりと相見積りをとり、内訳の疑問点を解消し、自分事のように真剣に修理してくれる業者を選びましょう。特にスレート屋根においては他業者では縁切り作業の過程においてタスペーサーを使用するケースがありますが、スレート屋根への負担がかかり割れやすい事が判明している為、当社ではカッターナイフやスクレーパーにより縁切り作業を行い丁寧な過程を経て防水性を高める工夫を行っております。ですので縁切り作業にタスペーサーを使用しますか?といった質問に対する回答でも大きく業者のスタンスが見えてくる事と思います。
当社は熟練された職人集団であり、狭山市、川越市、東村山市に事務所を構え、所沢市を含む埼玉県・東京都の全18都市にて屋根修理の工事を行っています。屋根の工事の他にも雨漏り対応はもちろんのこと、塗装・外壁・内装なども可能です。18都市以外のお客様も応相談、柔軟に対応します。
【当社の施工例】スレート屋根、屋根葺き替えを取り扱ったの施工例とお客様の声
カバー工法による屋根葺き替え、または屋根の葺き替え、雨樋交換、外壁塗装と外装修繕でまとめてご依頼されてる施工例などを紹介
スレート屋根の屋根葺き替え事例
当社で工事を行われたお客様の声
業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。
自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。
屋根工事・雨樋工事
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株式会社CHIKAZAWA
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