
真冬対策に屋根や外壁に断熱塗装をすべき?効果やデメリット|狭山市
夏が終われば冬はすぐそこ。本格的な冬がやってくる前に寒さ対策は必須です!2022年〜23年の冬はラニーニャ現象が続く可能性もあると言われており、もし続いた場合は積雪も多くなります。積雪が多いと自然と気温も下がるため、寒さを感じやすい冬になる可能性も十分にあります。断熱塗装は夏にだけ向いているのではと思われますが、実は冬にも効果を発揮します!断熱塗料で屋根塗装や外壁塗装をすると得られる効果やデメリット。断熱塗装と遮熱塗装はどのように違うのか。また断熱塗装の効果が期待できる家とできない家。火災保険・助成金の適用の可能性など屋根や外壁を断熱塗装にすべきかどうかをご案内します。
断熱塗装ってなに?
断熱塗料は厚みがあるため、塗装に高い技術が必要です。
断熱塗装とは熱の伝導を抑える塗料です。室内と室外の熱の移動を抑えるため、外からの熱を中に移動させないだけではなく、それと同時に中の熱も外に移動させないようにします。そのため夏場は暑い外気温を中に通さず涼しさを保ち、冬場は温かな内気温が外に逃げないようにする役目があり、夏場も冬場も活躍する塗装です。
断熱塗装のメリット
断熱塗装を行うことにより得られると期待されているメリットは以下です。
冬場は室内の暖かさを保つ/夏場は室内の涼しさを保つ
断熱塗装は熱伝導を抑えるため、シリコン塗料や遮熱塗料に比べて季節に関わらず室内の温度を快適に保ってくれる傾向にあります。そのため冷暖房設備の効きが、他の塗装に比べてよくなる傾向にあると言われています。
一定の温度を保った結果、節電に繋がる
エアコンは設定温度まで室温を上げたり下げたりする間が電気代が一番かかり、さらに外気温との温度差が大きい冬のほうが夏よりも、エアコンの電気代が高くなる傾向にあります。そのため断熱塗装を施すことは節電につながるのです。
防音効果が高まる
セラミックの複数の層に覆われている断熱塗料は、その他の塗料よりも厚みが増します。外からの音が室内に入りにくいのはもちろんのこと、室内の音が外に漏れにくいのも特徴です。
結露の防止が期待できる
壁面と室温の温度差が発生しやすくなる結露ですが、その差を縮める効果が期待できる断熱塗装を行えば、結露防止にも期待できます。結露はカビを発生させる原因になります。カビはアレルギーや過敏性肺炎などの原因にもなるため、健康面のためにもカビ発生を抑制できるのは良いことでしょう。
耐用年数が15~20年と他の塗料に比べて長い
長い目でみるとお得なのは断熱塗装ではないでしょうか。通常、家屋への塗装にはシリコン塗料が使用されますが、耐久年数は8~15年と言われています。一方で断熱塗装は15〜20年なので、長く使用することが期待できます。
断熱塗装のデメリット
それでは、断熱塗装のデメリットはなんでしょうか?
塗装費用が他の塗料に比べて高くなる
断熱塗装のデメリット、一番はコストです。通常のコストよりも値段が高くなり、約30坪の家の外壁に断熱塗装を施す場合は、約3,000〜4,000円/㎡ほどかかります。一般的なシリコンの塗料は約1,800〜2,500円/㎡なので、30坪ほどですと12万円から15万円ほど塗料だけで高くなるでしょう。それに足場代や人件費がかかってきます。
想像している断熱塗装の効果は得られない可能性がある
断熱塗装を施しているからといって家が涼しくなる、家が暖かくなると断言できるものではありません。通常の塗料よりは室外の気温が室内に影響しにくくする効果を発揮する可能性がありますが、冬場はマイナスを超える地域もあり、もともとの外気温が低いところが多く効果が感じにくい可能性があります。同じく夏場は40度を超える地域が増えているのもあり、体感効果が得にくい可能性があります。また、近年の家屋は断熱材が優れており、それ以上の効果を感じにくいこともあります。
その他、断熱塗装を施しても効果を発揮しにくい家屋の種類もあるため注意が必要です。続いて、効果が期待できる家屋と期待できない家屋をご紹介します。
断熱効果が期待できる家
断熱塗装を施すのに適している家屋と効果が期待できない家屋があるため、見極めていきたいと思います。
断熱効果が期待できる家①断熱性能が低い家
家屋自体の断熱性能が劣っている場合は、断熱効果が期待できます。実は世界と比べると日本の家は断熱性能が低いと言われています。2025年までに省エネ基準への適合が義務化されるため、家屋の性能基準が変化する可能性もありますが、今のところ日本にある一般的な家屋でしたら断熱効果が期待できると思います。
断熱効果が期待できる家②屋根の下にある部屋
2階のリビング、吹き抜け天井または小屋裏部屋など、屋根のすぐ下にあるお部屋は、屋根に断熱塗装を施していた場合に効果が出やすいと言われています。特に勾配天井は外気温の影響を受けやすく、室内の温度に変化が出やすいため、断熱塗装をすることをお勧めします。
断熱効果が期待できる家③屋根が金属系
屋根が金造製の場合は熱伝導率が高く室内に外気温が伝わりやすいです。そのため、屋根に断熱塗装を行うことをお勧めします。金属製の屋根とは、ガルバリウム鋼板やアルミ、トタンなどを指します。家屋以外にも、工場や倉庫でも効果が発揮される可能性があります。
断熱効果が期待できない家
断熱効果が期待できない家①断熱材が敷き詰められた住宅
日本にある家でも断熱材が引き締められた住宅も多くあります。そのため、このような家は断熱塗装の効果を感じにくい傾向にあるでしょう。
断熱効果が期待できない家②伝統的な日本家屋
日本家屋は仕切りが少なく、障子やふすまなど風が通りやすいものを使用しているため、夏は風通しがよく快適に過ごすことができる作りになっています。一方で冬は風通りが良いため冬は温まりにくく、断熱塗装を施しても寒さを感じる可能性が高いです。
断熱効果が期待できない家③エアコンが効きにくい、天井が高い家
断熱塗装を施しても効果が感じにくい家もあります。
天井が高い家はそもそも冬場のエアコンが効きにくい環境です。なぜかというと暖かい空気は上に上がっていってしまうため、どれだけエアコンをつけても暖かな空気は上に上がり、底冷えしてしまう可能性があります。天井が高い家に住んでいる方は、断熱塗装を施すよりも床暖房を設置するなどの処置の方が、効果が得られるかもしれません。
断熱効果が期待できない家④コンクリートの家
コンクリートでできている家はそもそも、一旦冷えてしまうと暖まるのに時間がかかるため、冬場はエアコンが効きにくい性質があります。そのため、電気代を節約することは難しくなります。
断熱塗装と遮熱塗装は何が違うの?
断熱塗装と遮熱塗装の違いはなんでしょうか?どちらの塗装も太陽光を反射する性能を持っているため、夏場に室内を快適化させるのには適しています。しかし、断熱塗装は冬場も室内の温度を快適化させてくれますが、遮熱塗装はしてくれません。断熱塗装は室外と室内の熱移動を妨げる性能があるのに対し、遮熱塗装は熱の吸収を防ぐことだけに特化しているからです。そのため、遮熱塗装は室内の温度を保つ効果は期待できません。
どちらにもデメリットはあります。遮熱塗装は色によって効果が左右されてしまいます。黒に近い色は赤外線を吸収するため、効果を期待したい場合は白に近い色を選ぶ必要があります。また、価格は断熱塗装よりお手頃である一方で、耐久年数は10〜15年と断熱塗装より劣ります。
断熱塗装は色では左右されないものの、塗料に厚みがあるため汚れがつきにくいこと、そして遮熱塗装に比べて値段が高いです。遮熱塗装と比べると約3300円/坪ほどの差があります。
冬の寒さ対策ならこれ!おすすめの断熱塗料
さまざまなメーカーが断熱塗料を販売しているため、おすすめの断熱塗料をご紹介いたします。
冷暖房の効率をアップする:
WAKOのワコーエコシールド
ワコーエコシールドは熱移動の抑制に加えて、太陽光を反射する遮熱機能も備えているので、冷暖房の運用を効率的に行える効果が期待できます。また、節電効果や防露効果も期待できる塗料です。
知名度が高く外壁・内壁に活用できる:
株式会社日進産業のガイナ
知名度が高い断熱塗料であり、高い断熱効果と遮熱効果が期待できる塗料です。外壁・内壁どちらも使用することが可能です。
値段がお手頃な断熱塗装:
株式会社シンマテリアルワンのキルコート
高機能な塗料で値段がお手頃と言われている断熱塗料です。断熱効果と遮熱効果が期待できる塗料であり、経年劣化による塗料のひび割れへの対応に優れています。結露対策や防音効果も期待されていて、環境にも配慮した塗料です。
こんな業者は注意!断熱塗装を押してくる悪徳業者
外壁や屋根の断熱塗装を誘う悪徳業者がいるので気をつけましょう。「断熱塗装はどの塗料よりも耐用年数が長く、長い目でみたら安くなりますよ!」や「断熱塗装を施せば冬は暖かく、夏は涼しく過ごせますよ」と声をかけて、誘ってくる業者がいます。
訪問販売やセミナーに置いて塗料をおすすめし、多額の金額をとる…なんてことも発生しておりますので注意が必要です。また断熱塗装は気温を適温に近づけてはくれるものの、エアコンを使用している時のように部屋自体が暖かくなる、または涼しくなる訳ではありません。あくまで補助的な存在であるため、断熱塗装をすれば適温になる、という口車には乗らないようにしましょう。
最大の効果を発揮させるなら断熱塗装だけではなく断熱工事も
断熱塗装を施すだけではなく、断熱工事も行うとより高い効果が得られます。外壁より内側に断熱材を入れることで長期的に断熱効果が発揮でき、さらに性能が高いため、断熱塗装と共に使うと良いでしょう。
また、見逃しがちですが、熱を通しやすい場所は外壁や屋根だけではなく窓もその一つです。特に大きな窓は熱が移動しやすいため、断熱工事が必要となります。窓ガラスを二重にして内側に空気の層を作りましょう。窓ガラスに塗る断熱素材もあるため、両方やるとより効果的でしょう。
さらに断熱性が高いカーテンがあるため設置すると、冷暖房機器の効果は高くなります。
断熱塗料だけではなく、断熱工事や断熱カーテンを設置することで、より断熱効果を高められるようにしましょう。
断熱塗装に使える助成金や火災保険
少しでも費用を抑えられるように、助成金や火災保険は事前に確認しましょう。
断熱塗装を行う時には、それぞれの区市町村に助成金がないか、また火災保険が使用できるかどうか確認してみましょう。
例えば埼玉県狭山市では、「店舗・住宅改修工事費補助金制度」という外壁塗装に使用できる補助金があります。狭山市内の方々が家屋のリフォーム、店舗・空き店舗の改装をするための補助金となります。住宅分の申請は2022年5月6日(金)で締め切りましたが、店舗分は2022年9月30日(金)まで申請が可能です。
火災保険を使用して断熱塗装を施す場合は、いくつか条件が必要です。まずは災害により外壁や屋根の修理が必要になった場合でなければ、火災保険はおりません。また、被災したのは3年以内であり、補修工事の見積もりが火災保険の面積額を超えている必要があります。災害が影響して行わなければならない屋根塗装や外壁塗装には、この機会に断熱塗装を行うのも一つでしょう。
断熱塗装を行うなら当社で工事を検討してみませんか?
当社代表取締役社長の近澤泰義
断熱塗装を含む屋根塗装や外壁塗装を施すには、高い技術が必要となります。塗り方は断熱の効果にも影響が出るため、必ず信頼できる外壁塗装工事業者、屋根塗装工事業者に依頼をしましょう。当社では、熟練された職人集団による雨漏り修理工事を始めとし、外壁塗装・屋根塗装はもちろん、外壁の張替え、雨樋交換、屋根修理、その他の各種塗装など全体の修繕工事をおこなっています。狭山市、川越市、東村山市に事業所を構え、埼玉県・東京都の全18都市にて無料で現地調査を行います。散水調査も状況によりますが無料で行う事が可能です。業者の選定は非常に重要な過程ですので2社以上へ見積りを依頼することをおすすめ致します。
【当社の施工例】外壁塗装工事・屋根塗装工事の施工例とお客様の声
当社が狭山市で行った外壁塗装工事・屋根塗装工事の例及びお客様の声をご紹介します。それぞれ家の作りが違いますのでその状況もまた異なり、その家に合った適切な施工を行います。外壁塗装工事・屋根塗装工事は高所での作業が多いため、どの業者も同様に足場工事が必要となる場合があります。その場合は、この機会に合わせて屋根と外壁をセットにして、予算を圧縮した形でご依頼されるお客様もいらっしゃいます。
狭山市の外壁塗装・屋根塗装工事の事例
当社で工事を行われたお客様の声
業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。
埼玉県狭山市生まれ・狭山市育ち。屋根工事業をメインに建築塗料・塗装業にも携わり20年以上。6000件以上の施工実績。現在は、株式会社CHIKAZAWA代表取締役社長として、現地調査に必ず出向き・自身で家の診断を行い、お客様に高い満足と安心を提供し続けられるよう、塗装工事のサービスだけでなく建物全体の改修工事を重点に品質の向上に取り組んでいる。この記事を監修した人
近澤 泰義株式会社CHIKAZAWA
代表取締役社長
自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。
屋根工事・雨樋工事
防水工事・外構工事・足場工事・シーリング工事・白蟻駆除
株式会社CHIKAZAWA
建設業許可(般-27)第69007号
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