問題ない?冬場の外壁塗装・屋根塗装での注意点と工事期間
『塗装は冬に行わない方が良いですか?』こういうご相談をよく受けます。結論から申し上げますと塗装に関して言えば、『どの季節もそれぞれに工夫する異なる点があるので仕上がりに季節は関係ありません』。確かに注意する点は多いかもしれません。ネットで色々調べてもらうと様々な業者が『塗装場所の気温が5℃以下、湿度85%以上である場合は、塗装工事は避けなければいけません。』というような内容の記載がありますが、そもそも外壁塗装・屋根塗装など塗装全般において一番重要に注意しなければならないのが『湿度』となります。雪国と呼ばれるマイナスのエリアでの塗装となると養生シートで囲われた中に、ジェットヒーターを設置し、適切な環境を構築する必要があったり…となりますが、埼玉県、東京都においてはその心配をする必要はないのはご承知の通りかと思います。
ただ、いまいちピンと来ないですよね、冬は避けた方が良いのか、やっても問題は本当にないのか…。という事で今回は冬場における塗装工事での注意点となぜ『外壁塗装・屋根塗装』がメンテナンスとして必要なのか、この2点について解説していきたいと思います。
冬場の外壁塗装における注意点①
工事期間が長くなる
施工業者はその季節に合わせて、塗装の作業環境を考慮し年中工夫を行いながら塗装をしています。特に冬場に関して言えばその工夫が「作業時間」になるからです。通常、冬の工事時間は8時頃からスタートし、実際に塗装が始まるのがだいたい9時~15時くらいまでとなります。冬以外の季節の場合には18時、19時頃まで作業を行う為、その差が3~4時間程度違う為、全体的に比較すると工期は1.5倍程度、長くなるといわれています。これは業者ではなく季節の問題になります。
何故夕方までしか塗装作業を行わないの?
どの業者でも多々経験している事かと思いますが、塗装作業を開始すると、塗装の乾きを待つ時間というのが工程に存在します。その待っている間に温度が下がってしまい、例えば17時、18時といった通常の季節で行っている時間帯で冬場も同様に塗装を行った場合、翌日になるとその塗装のツヤが飛んでしまい、塗装の性能自体が悪くなる為、作業時間は9時~15時くらいまで塗るようにしています。これは温度が下がりすぎると塗料が通常の状態から逸脱してしまう為です。
ここであなたの家をチェック!
家の素材は水が浸透しやすい屋根材・外壁材?
実は、家の経年劣化が酷い場合、冬場もまた温度により家自体がさらに傷む時期であるという事を覚えておいて下さい。理由は外壁材・屋根材によりますが、例えばセメント系の外壁材の場合、水を非常に吸い込みます。そして吸った水が氷ると中で膨張し、膨張すると屋根材や外壁材に割れや破損、または爆裂と呼ばれる壁が欠ける現象が起きやすくなります。夏は逆に吸った水が蒸発するのでサイディングが反りあがり変形する可能性があります。
家を水から守る外壁塗装・屋根塗装
そのため、塗装はいわば人間でいうところの皮膚のようなイメージで塗装は自然に塗装されるわけではありませんから、入念なメンテナンスが必要となるわけです。当社では8年ごとに素材そのままで表面を覆う「クリア塗装」をお勧めしています。安く・高品質な皮膚を維持する事で家全体の経年劣化の状態が雲泥の差が出てくるからです。
冬場の外壁塗装における注意点①
水性の塗料は乾きにくい
湿度は85%以上の作業環境は推奨されていない為、冬はカラカラで乾燥している為、塗装の環境としては不向きではないという事になりますが、温度にはしっかりときをつけ、また採用する塗料の種類と屋根材や外壁材との相性、組合せについてしっかり注意して準備をする必要があります。
冬場の外壁塗装における注意点②
湿った状態での塗装が逆に塗料が剥げる原因に
上記の通り、家の経年劣化はそういった経由から防水性が低くなり、水が家に染みこんでいく事が主な原因の一つでありますから、まともな業者であればその点を最重要視します。塗装に関しては、湿った状態でぬれない、天気・気温の状況によっては塗れない日もある。寒い時のデメリット。霜が降りていると朝は塗れず、お昼くらいからやっと濡れるかなという状況の時もあります。特に家に下屋があり北側に位置する場合、陽が当たらからので乾きにくい。湿った状態で塗装すると屋根に膨れの原因が起きます。膨れるという事は塗装がくっついていないという事になり剥がれやすい事に繋がります。
冬場の外壁塗装における注意点③
乾燥しやすい時期のリフォームが良い?
一概にそうとも言えない実情があります。これは正直、環境と経年劣化の状況に依存します。大丈夫な家と大丈夫じゃない家があり、家の方位、隣接する建物があるか、など環境によっても乾きやすいか、施工は問題ないかが左右したりします。また、ご存知かもしれませんが、塗料自体も技術開発され、便利な塗料が増えています。強化剤、速乾剤、そういう添加材が入った冬場の施工用の材料があったりしますのでそういうものを組み合わせると問題ないので、それに合わせて工夫を行い、環境に対応して最善を尽くします。つまり、技術や経験の浅い業者はどの季節でも小さいミスをしてしまう可能性があります。この塗装作業や家の経年劣化で最も気を付ける事は、天敵となる「含水」について細かく注意が払われているか、いないかが大きなポイントになります。防水性についてです。
冬場の外壁塗装における注意点④
「基本5℃以下では塗れない」は本当か?
塗料のカタログに書いていますが、これはあくまでもJIS規格の中で「5度以下は塗らないように」と書かれていますが、上記の通り、塗料メーカーによる最新の技術開発によりその作業を可能としています。
冬場の外壁塗装における注意点⑤
冬場の天敵は湿気・含水
季節や経年劣化の状況、施工時期のタイミングなど現地調査の段階で様々な観点で診断をします。その診断過程の中で万が一、当社では高品質で提供ができない場合には「この時期のこの現場はやめた方が良いですよ」と逆にこちらから提案をし、時期をずらす提案も稀にあります。すべては湿った状態で塗装してしまう事を避ける為です。埼玉・東京では2月の施工も全然できます。もし雪が降ったら工事が止まるだけですので雪かきをなどを行い工事可能な状態にすぐに取り掛かれるように準備を行います。
冬場の外壁塗装における注意点⑥
工期が長くなると見積り金額に違いはあるの?
工事期間1.5倍かかったとしても見積金額は変わりません。冬場の問合せは他の季節と比べ少ない傾向にありますので、スケジュールを任せて頂ければ通常の金額よりもお得なる可能性もあります。
冬場の外壁塗装における注意点⑦
冬場に塗装をするかどうかを決定する為に
冬場での塗装を検討されている方はまずは無料現地調査を受けて2社以上で提案・相見積りを取って下さい。診断内容を聞いてから初めてどうするか考え始めるといった事も良いでしょう。
冬場の外壁塗装における注意点⑧
業者へのご依頼方法
施工3か月前の現地調査
これは季節に関した話ではないのですが、「来週からお願いします」「半月後からお願いします」そういったご依頼、大変ありがたいのですが、実は入念な準備が必要な場合や他の案件との兼ね合いもありなかなかすぐにOKです。と言えない事情があります。
塗装や屋根・外壁の仕組みを知るように、塗装など施工業者についてもその事情を把握する事により、お客様へ提供するサービスの質を最大限に引き出せる事があります。施工業者はどこも各案件、日々抱えている為、ピンポイントで急なスケジュールでご希望されるとうまく対応できない事も起きてしまう為、スケジュールは少し早めに伝えてもらえるとまともな業者はうまくスケジュールのすり合わせを行いますので早めにご連絡をお願いします。ベストは3か月前に依頼・発注する事でより入念な打ち合わせ・準備・時間の確保が余裕のある形で可能となり、万全の対策で作業を行う事ができるからです。一番はスケジュールを任せてもらう、これが一番ベストな方法と言えるでしょう。業者はベストなタイミングで最高のパフォーマンスをしてくれます。
とはいえ、状況によってはすぐに対応が可能な場合や例外もありますのでまずはお問合せ下さいね。
冬場の塗装ならお任せ下さい。
マンションやアパート等の管理人やオーナー様からも「春の入居シーズンまでにリフォームをしておきたい」といったお問合せも頂きます。建物の規模や工事の内容(外壁塗装工事だけでなく、大規模修繕等も一緒に施工する等)にもよりますが、1ヶ月~半年程の期間を要する工事もございますので、当然冬場にも差し掛かかる事もあります。技術・経験のある業者では上記の仕組みを理解をしていますので季節に関係なく適切な工夫を行いますので問題なく施工が可能です。
必ず信頼できる外壁塗装工事業者、屋根塗装工事業者に依頼をしましょう。当社では、熟練された職人集団による雨漏り修理工事を始めとし、外壁塗装・屋根塗装はもちろん、外壁の張替え、雨樋交換、屋根修理、その他の各種塗装など全体の修繕工事をおこなっています。狭山市、川越市、東村山市に事業所を構え、埼玉県・東京都の全18都市にて無料で現地調査を行います。業者の選定は非常に重要な過程ですので2社以上へ見積りを依頼することをおすすめ致します。
【当社の施工例】外壁塗装工事・屋根塗装工事の施工例とお客様の声
当社が狭山市で行った外壁塗装工事・屋根塗装工事の例及びお客様の声をご紹介します。それぞれ家の作りが違いますのでその状況もまた異なり、その家に合った適切な施工を行います。外壁塗装工事・屋根塗装工事は高所での作業が多いため、どの業者も同様に足場工事が必要となる場合があります。その場合は、この機会に合わせて屋根と外壁をセットにして、予算を圧縮した形でご依頼されるお客様もいらっしゃいます。
狭山市の外壁塗装・屋根塗装工事の事例
当社で工事を行われたお客様の声
業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ見積もり依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。
自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。
屋根工事・雨樋工事
防水工事・外構工事・足場工事・シーリング工事・白蟻駆除
株式会社CHIKAZAWA
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