騙された⁉無機塗料で早期ひび割れ・剥がれのトラブル?メリット・デメリットや外壁塗装の保証

騙された⁉無機塗料で早期ひび割れ・剥がれのトラブル?メリット・デメリットや外壁塗装の保証

「無機塗料を使えば、長持ちするんですよね?」この数年で皆さんの無機塗料への関心や需要というものが大きく変化しつつあります。これまで塗料の主流なグレードといえば「シリコン樹脂」でありましたが、各メーカー、無機塗料の商品を非常に豊富に取り揃えるようになりました。皆さんの中でも次回のメンテでは無機塗料を検討しようと思っている人も少なくないでしょう。

実は無機塗料にはグレードとしての正式な定義がありません。また、何パーセントの無機物が含まれていたら無機塗料と呼べるのか、それすらも曖昧という事をまずこの記事の最初にお伝えさせて頂きます。というのは、無機塗料というだけで選択したが為に無機塗料におけるトラブル・被害が起きているからなんです。要は長持ちしなかった、という事が起こっているのです。例えば、耐用年数20年前後と言われる無機塗料ということで値段を上げ、完工から数年後に塗装の剥がれやひび割れが起きる…なんてことが実際に起きています。最悪、施工後半年でひび割れのような事例すら耳に入ってきています。そうです、完全なる施工不良です。塗料メーカーも耐用年数20年と謳いながらも、実質の保証年数に限っては3年(屋根)~7年(外壁)あたりが多く、詳しい詳細が一切ないのが現状です。

ですので、ちゃんとした無機塗料とそれに準じた適切な施工、この2つがしっかりと揃う事で初めて機能性が担保されますので、業者選びというのは本当に本当に慎重に行わなければなりません。業者だからどのグレードの塗料も大丈夫でしょ、というのは誤解です。各社それぞれに実績や経験などが異なりますので、相見積りで提案される内容も各社得意分野を全面に押し出す事になります。例えば、シリコンは豊富な施工実績があるが、最新リリースされた別のグレードについては無知だったりよくわからないまま引き受けたりすることもあるので、必ず施工実績をしっかりと聞いておくことが大切です。

今回は無機塗料で騙されない為に無機塗料の基本的な知識、そしてトラブルが起きる要点や塗装を長持ちさせる為に業者はどのような点に着目しているのか、そのあたりについてお伝えしていきます。

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そもそも無機塗料って?

ナノテクシリーズ|無機系フッ素樹脂塗料 - 水谷ペイント株式会社

ナノテクシリーズ|無機系フッ素樹脂塗料 – 水谷ペイント株式会社

無機塗料とは、塗料の原料に無機物を配合した塗料を指します。無機物とは、石やレンガ、ガラスなど炭素を含まない物質で、紫外線で劣化しないため無機物自体は半永久に耐久します。また現時点では無機塗料の定義がないために、無機物が入っていればどの塗料も無機塗料と呼べてしまいます。従来のウレタン樹脂、シリコン樹脂のように特別に無機塗料というグレードがあるわけでないという点に注意が必要の塗料とも言えます。

無機=炭素を含まない

これを説明する為に、反対の炭素を含んだ塗料、有機塗料について触れてみましょう。有機塗料で分類されるものとして皆さんご存知かもしれませんが、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、より耐用年数の長いフッ素樹脂などはすべて有機塗料と呼ばれます。これらの樹脂には有機物が使われ、炭素と樹脂成分が結びつき合って塗膜を形成し、その強度=結びつきの壊れやすさが存在するわけです。

それに対し、無機とは炭素を持たないので他の物質と結びつきにくく、結びつきがほぼない為に紫外線からの壊れやすさの心配をしなくて良いものになります。例えば、水、食塩、ガラス、金属、鉱物、陶器なんかはまさに無機物の代表と言えるでしょう。すべては炭素の有無がキーワードです。瓦屋根でもメンテナンスをするときは外装の損傷がない場合には瓦本体ではなく瓦を敷くその下地の作業だったりするわけです。

無機塗料のメリット・デメリット

  • 【メリット】
    ①高耐久性
    ②セルフクリーニング機能
    ③不燃性
    ④変色しにくい
    ⑤防かび・防藻性
  • 【デメリット】
    ①ひび割れしやすい
    ②ツヤ消しがない
    ③木製の部材には塗れない
    ④品質が不安定=選定に注意
    ⑤有機塗料に比べ高価

いかがでしょうか?一見、無機塗料は全般的に良いというように見えますが、選定には注意が必要な塗料でもあるという事を知っておいて下さい。すべては無機物の特性です。それではそれぞれのポイントについて見ていきましょう。

無機塗料のメリット

メリット①高耐久性=メンテナンスの回数自体が減る?

すべては無機物の性質を利用したこの魅力的な耐久性からこの価値がスタートしています。無機塗料がなぜ高耐久性を持つかについては上述した通り、主成分が炭素を含まない無機物なので紫外線による劣化の影響がない為です。ここがミソです。炭素と樹脂成分が結びつき合って塗膜を形成しているわけではないので柔軟性がその分「ない」ということにもなるわけです。耐用年数20年以上ともいわれる高耐久性はこれまで10年メンテナンスと言われていたサイクルであった常識も変わってくるでしょう。ただし、付帯部や屋根など全体的なメンテナンスの時期のバランスにも注意が必要です。

メリット②セルフクリーニング機能=高い低汚染性

これもまた無機物が成す2つの性質がセルフクリーニングとして機能しています。1.静電気を帯びにくい為、空気中のゴミや汚れが付着しにくい、そして2.親水性(塗膜と水の馴染みやすさ)により表面についた汚れが雨で流されやすい、この2つの相乗効果によって低汚染性が実現されています。

メリット③不燃性

主成分が無機物である場合、主に炭素はないので燃える部分がない=燃えにくい性質である、という事になります。もちろん、無機物100%の塗料(硬すぎて塗料として使えない)ではありませんので完全に燃えないわけではありません。不燃性が高いという認識で問題ないでしょう。

メリット④変色しにくい

これも同様です。有機物は結合部分がないわけですから劣化しません=変形・変色もしない。ですのでそういったものが主成分の塗料の場合には変色しにくいという事になります。

メリット⑤防かび・防藻性

想像してみて下さい。カビや藻は栄養があるから生えてくる生き物です。つまり栄養となる有機物が少なければ少ない程、生息できない訳ですからカビや藻は生えない=防カビ・防藻性であるとなります。これも低汚染性の一環とも言えますね。

無機塗料のデメリット

デメリット①ひび割れしやすい

ここは皆さんに一番知って頂きたい点となるでしょう。無機塗料だからといって完璧な塗料ではないという事に留意する事が大切です。同様に無機物ですからそれを主成分に含んだ塗料は結合部分が少ないわけですので塗膜は硬い=柔軟性・伸縮性がない=状況に合わせて追従ができない為にひび割れが起きる、という事になるわけです。ですが、安心して下さい。ひび割れを防ぐための対策や方法を後で紹介します。

デメリット②ツヤ消しがない

原因は無機物自体に艶があるからです。5分艶や3分艶などはマットな仕上がり演出が今もなお好まれている為、希望される方が多いですが、無機塗料には完全な艶消し塗料はどの塗料メーカーも出していません。艶の調整を行ってもせいぜい3分艶程度まででしょう。ちなみに艶調整は無機物の割合を減らすのではなく艶消し剤と呼ばれる添加剤がありますので混ぜて光の乱反射をコントロールします。添加物を入れるわけですから当然結合部分が増えますので理論的には耐久性に多少の影響が出る可能性(耐用年数が短くなる)がありますので「無機塗料について熟知した施工業者」に相談して最終的な艶判断が望ましいでしょう。有機塗料での艶調整とは少し異なります。

デメリット③木製の部材には塗れない

無機塗料での塗装で一番避けなければならない箇所、それは「木部」です。理由は木の伸縮性と無機塗料の伸縮性に違いがある為です。木材のしなやかさに無機の塗料が追従できず亀裂、ひび割れが起きてしまいます。さらに施工時に塗膜との密着性をしっかり確保した作業を行わなかった場合にはそれが原因で早期に剥がれや膨れなども起きる可能性があります。

デメリット④品質が不安定=選定に注意

この点も無機塗料でメンテナンスを想定されている方は絶対に知るべき点です。上記でも述べましたが、無機塗料の配合率に基準がありません。有機塗料にちょっと無機物を入れても無機塗料と謳えますので、ちゃんとした配合の無機塗料を選ばなかった場合「えっ…無機塗料で塗装したのに数年後にひび割れ?なんで?」というような事態が起きる可能性があります。お勧めとしてはあとで説明しますが、無機ハイブリッド塗料なんかはお勧めです。

デメリット⑤有機塗料に比べ高価

耐用年数の長い無機塗料は他の有機塗料よりも単価が高く設定されていますので、想定していた相場よりも予算がオーバーする可能性も視野に入れる必要があります。ですので誤った業者選びによって有機塗料だからといって高額施工をしたのに数年後にひび割れ…、のような出来事が起きてしまう事もあるのです。以下に有機塗料と合わせて要約したものをまとめました。

  • 【グレード】 / 【耐用年数】 / 【単価(㎡)】
  • アクリル / 5~7年 / 1,400~1,600円
  • ウレタン / 8~10年 / 1,700~2,200円
  • シリコン / 10~15年 / 2,300~3,000円
  • ラジカル制御型 / 12~15年 / 2,500~3,000円
  • フッ素 / 15~20年 / 3,800~4,800円
  • 光触媒 / 15~20年 / 4,200~5,000円
  • 無機 / 20~25年 / 4,500~5,500円
  • ウレア / 20~30年 / 4,500~7,000円
検討ポイント|高耐久塗料である程、職人の塗装で左右されるの耐用年数の真価

それぞれの樹脂による耐用年数がどこまで担保されるかは施工の良し悪しによってすべて決まります。施工が悪ければ、当然ですが劣化の進み具合が早くなるわけです。特に耐用年数が長いものは、その分高額です。つまり無機塗料や近年注目されつつあるウレア樹脂などのようなシリコン樹脂よりも2倍以上の費用のものを選んでも業者の施工が良くなければその期待している耐用年数に届かない事が起きてしまうわけです。つまりそういったリスクも視野に入れなければなりません。つまり基本的な知識を得た上で業者選びをする事が無駄な費用を抑える事に繋がってくるはずです。

無機ハイブリッド塗料の存在

アステックペイントによる無機ハイブリッドシリーズ

アステックペイントによる無機ハイブリッドシリーズ

「無機塗料」についてこれまで説明をさせて頂きましたが、実は、「無機ハイブリッド塗料」の話であります。皆さんが実際に無機塗料と呼ばれるものを目にするときには「無機ハイブリッド塗料」という認識でいて下さい。理由は上述した通り、無機物100%の塗料は柔軟性がない為、塗料には成り得ないからです。そこに有機物を混ぜる事によって塗料として有効な材料になるわけです。伸縮性、接着剤の役割を果たす「有機物(樹脂)」を少量だけ配合するイメージで問題ないでしょう。無機物と有機物の良さを組み合わせて弱点を補い合った塗料が無機ハイブリッド塗料という事になります。何度も重複しますが、注意点は無機塗料の定義がありませんので、ちょっとでも無機物が入っていれば無機塗料とも言えてしまうのです。

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無機塗料を使ってトラブルと対策・回避策

無機塗料の施工不良は様々な要因で起こり、ひび割れ・剥がれが起きます。

無機塗料の施工不良は様々な要因で起こり、ひび割れ・剥がれが起きます。

無機塗料を使った起きるトラブル4選

  • トラブル①想定外の早期のひび割れ
  • トラブル②材質との相性の問題
  • トラブル③費用が高額
  • トラブル④次回の塗り替えの注意点

トラブル①想定外の早期のひび割れ

無機塗料(無機ハイブリッド塗料)だから20年~25年の耐久性で安心!…も束の間。メンテから数年後にひび割れが…。さらに日本は地震が頻繁に起こります。無機ですから硬く柔軟性が低いので外壁や屋根等の部材が有機物を含む素材であれば当然塗布される側がより伸縮性がある為、伸縮性がない側にひび割れが起こるわけです。あるいは、無機物の部材であってもそこにひび割れが生じるとそのまま塗膜にひび割れが発生します。特に伸縮性が高い木部なんかに無機塗料を塗るような業者に依頼するとすぐにひび割れが起こるでしょう。

無機塗料のひび割れを防ぐには…

まず、ひび割れがどういった原因で起こるのか知っておきましょう。
主な原因は◎【作業者が原因】業者による施工自体の問題、◎【塗料の取り扱いが原因】塗料の希釈率や塗布量、乾燥時間が不適切だったのか?◎【塗料を塗る下地部分が原因】下地処理の不十分か(旧塗膜の剥離やひび割れ補修、清掃など)、◎【施工環境が原因】天候や湿度や温度は適切だったか、などが主な原因を確かめる観点となるでしょう。こういった点をしっかりと確認していく事が未然に防ぐ事につながります。

トラブル②材質との相性の問題外壁材・屋根材、付帯部の材質チェック★★

  • 木材:
    ・木の持つ伸縮性が問題
    追随できず、ひび割れのリスク大
  • ガルバリウム鋼板:
    ・熱による伸縮性が問題
    密着性が低く、剥がれのリスク大
  • モルタル壁・コンクリート壁:
    ・乾燥による収縮・温度による伸縮が問題
    ひび割れしやすい材質の為、塗布した無機塗料もひび割れ
  • 窯業系サイディング:
    ・サイディングの硬さが問題
    下塗り材を適切に選ばないとひび割れの可能性大

無機塗料を選ぶ上で塗布する材質との相性の良さを知る事はとても重要なポイントです。相性ミスで無機塗料を採用した塗装が失敗に終わる事は決して珍しくないからです。無機塗料、つまり無機系ハイブリッド塗料の場合、塗膜が硬い=柔軟性がない、割れやすい特性があることが上記でお伝えしてきました。今度は「何に無機塗料を塗るか」ここが最も要です。もし外壁材がモルタル外壁の場合、良くありません。モルタル外壁はひび割れが起きやすい為に、塗膜にも亀裂が入ります。屋根・外壁・付帯部の材質チェックは必ず行った上で塗料の選定を行ってください。盲目に業者に頼ってしまうとこういった点が盲点になり費用が無駄になる可能性があります。

無機塗料と部材との相性を解決するには…

もし家の外壁がモルタルのようなひび割れが起きやすい窯業系サイディングの材質で無機塗料を使用したい場合には下塗り材として弾性塗料を検討したいところです。なぜなら弾性塗料の柔軟性がひび割れの抑制効果として期待できるからです。あるいは水蒸気の逃げ道を確保できる高い透湿性のある塗料も検討したいところです。他にも木材やガルバリウム鋼板に無機塗料を塗った場合には密着性や柔軟性の違いによって剥がれる可能性が高い傾向にあります。無機物に無機塗料を塗るとお互いに密着性がないので剥がれる、伸縮性の高いものに無機塗料を塗ると柔軟性の差でひび割れが起きる、こういう理屈になります。素材との相性をより良くする為に特定の無機塗料を選んだり、適切な下地処理は欠かせない作業となります。また、窯業系サイディング(外壁)はひび割れがしやすいです。

トラブル③費用が高額

  • 塗料の種類:アクリル塗料
    耐用年数:5~7年
    一軒家(30㎡)相場費用:60万円~80万円
  • 塗料の種類:ウレタン塗料
    耐用年数:8~10年
    一軒家(30㎡)相場費用:70万円~100万円
  • 塗料の種類:シリコン塗料
    耐用年数:10~15年
    一軒家(30㎡)相場費用:80万円~120万円
  • 塗料の種類:フッ素塗料
    耐用年数:15~20年
    一軒家(30㎡)相場費用:100万円~150万円
  • 塗料の種類:無機塗料
    耐用年数:20~25年
    一軒家(30㎡)相場費用:120万円~160万円

相場費用は下地処理の作業等全体を含んだ額ですので、家の状態が良い場合は作下地処理などの工程が減るので安く済む可能性があります。ご覧いただく通り、無機は単価としても高価に分類されます。また屋根はガルバリウム鋼板カバー工法+外壁塗装など組み合わせた施工内容など家の調査結果によって業者が提案する内容も様々ですので費用も様々となります。上記でも述べましたが、無機塗料を選んで長期的なメンテナンスサイクルを想定していたのに業者施工不良の為にひび割れが起きてしまってせっかくの費用が…という事もあり得ます。

施工に問題がない業者を選ぶには…

費用相場を知り、相見積りをとって下さい。まずは相見積りで提案を聞きたい業者の施工実績をご覧ください。無機塗料での施工事例は必ず書面などで確認できるように手配して質問を色々とするのも一つの手段と言えるでしょう。丁寧に一つ一つ応えてくれますか?また急いで契約を取ろうとせずあなたのペースや都合を最優先して契約をしてくれるところを選ぶようにして下さい。

トラブル④次回の塗り替えの注意点

無機塗料は無機物の性質上、様々な観点において次回の塗り替えでは注意が必要な塗料になるのでその点を抑えておきましょう。

  • 旧塗膜が劣化しないと上から塗れない
  • 外壁、屋根や付帯部、それぞれの耐用年数バランス
注意しておきたい塗料の耐用年数のコト

個人的に無機塗料を使う上で一番の問題は「屋根」と見ています。20年、30年もちます!という無機塗料やウレア樹脂のような塗料が近年徐々に現れてきましたが、屋根の塗料が追従していないのが今(2025年11月~12月現在)の状況と言えるでしょう。屋根の場合、10年~15年前後の耐用年数だと「快適サーモSi」や「プレミアムシリコンルーフ」、「ファインパーフェクトベスト」などがあります。そこに昨今リリースされた無機塗料もので日本ペイントから2024年6月に「グランセラトップ」が登場しました。無機だから20年持つんじゃないの?って思いますよね?この20年は『特定の標準的な環境・塗装条件で施工された場合を前提とした外壁期待耐用年数』ですので結局のところ、「期待指数」、つまり目安であって、保証値ではないのです。

さらに屋根は常に紫外線を影響をうける位置づけである為、若干耐久年数が短く見積もる必要があります。経年劣化が早いんです。外壁は目安でも20年もちますよ、と書いてますが、屋根については国内ナンバー1の日本ペイントであっても強気の表現で表記している箇所がない事に着目してみて下さい。つまり20年や15年など具体的な年数すら提示すらされていません。ですので最悪な場合、20年の半分かもしれません。また、施工業者と日本ペイントでの塗料保証システムがありますが、そこの表記では20年の耐用年数を謳う塗料の保証年数は短く「7年」と表記していますが、これは外壁に適用されるもので、屋根となると「3年」という表記になっています。なので屋根と外壁の実際の耐用年数に差がある為、塗料の選択が非常に難しい瞬間があります。

外壁で選んだ塗料20年もつんだから屋根も20年もってほしい…と思いたいところですが、紫外線の量が違いますので、次回のメンテナンスの事を念頭において、そういった点をしっかりと計算して無機塗料を選ぶことが重要です。

おススメの無機塗料

おススメ無機塗料の参考・上塗り用ダイナミックMUKI

おススメ無機塗料の参考・上塗り用ダイナミックMUKI

  • エスケープレミアム無機
    水性1液型無機系ラジカル制御塗料 – エスケー化研
  • ナノルーフ20 / ナノルーフ15
    遮熱水系1液型無機系フッ素樹脂塗料 – 水谷ペイント
  • 無機ハイブリッドシリーズ
    水性1液形無機塗料|屋根・外壁用 – アステックペイント
  • アレスダイナミックMUKI
    水性1液型無機系フッ素樹脂塗料 – 関西ペイント
  • アプラウドシェラスターⅡ
    水性2液形無機塗料|外壁用塗料 – 日本ペイント

下記にリンクをつけましたが、期待耐用年数はすべて20年前後のものです。上記でも少し述べましたが、耐用年数が20年、30年と長期になっていく中でより一層に塗料の選択が難しくなっているのは間違いありません。それは紫外線による外壁と屋根の劣化スピードが異なるからです。また、近い将来においても塗料メーカーが30~40年の耐久性の塗料をリリースするかもしれません。そういった時に「メンテナンスサイクル」について塗料の進化・全体のメンテナンスとのバランスの2点についてみていく必要があります。ですので、屋根と外壁の劣化速度の違いを想定して「屋根用」と「外壁用」で分けた開発している塗料メーカーも実はあります。

リンク先をご覧頂ければわかりますが、塗り重ね乾燥時間や希釈率、塗装方法など細かい塗装仕様があります。施工不良に繋がる低品質な施工の例というのは概ね、こういった塗料メーカーが規定している仕様から逸脱することによって起こります。但し、家の環境や気候・立地条件等によって業者は別途、仕様書から異なる判断をする事もありますので一概には言えません。

塗料の分類「油性・水性・弱溶剤」とは?

  • 油性塗料
    メリット:高耐久性、高密着性、仕上がり良好
    希釈剤に有機溶剤(強いアルカリやシンナー)を使って精製された塗料。密着性が高く臭いがある。
  • 水性塗料
    メリット:低汚染性、臭い少ない、後処理が容易、火災危険度・低
    希釈剤に水を使って精製された塗料。密着性は油性と比べると低め。昨今では非常に優秀な塗料も。人体・環境への影響低い
  • 弱溶剤塗料
    メリット:油性と水性の中間|低汚染性、密着性、耐候性、下地・旧塗膜との相性良し
    原油を精製して製造した溶剤が弱溶剤。ターペン、ミネラルスピリットという脂肪族と呼ばれるものを使用、精製されたもの。

屋根用塗料も外壁用塗料のように15~20年もつ塗料が出てきましたが、屋根に関しては種類も依然少ない、というのが実情です。油性系ではなく水性の無機塗料で油性系無機塗料よりも優れている点がもしあれば絶対に水性を選択するべきでしょう。

また近年、油性よりも水性塗料を選ぶ割合も一気に増加してきました。その理由は油性と同じくらいの耐久性へと進化している事が挙げられます。さらに水性ですから人体への影響は少なく、臭いも少ない為、水性塗料への切替がこの数年でも起こっています。ただ日本ペイントさんはあまり水性塗料は出していません。一部に限り、屋根材が水性しか使用しようできないアスファルトシングル(下塗り用)とかはあったりします。そしてグランセラベストは水性・弱溶剤系の無機ハイブリッド塗料。密着性だけ、ということであれば油性の無機塗料が断然良いですが、業者によっては外壁は水性にして、屋根は紫外線の影響が強いので屋根の付近に近づくケースがほぼない場合には油性か弱溶剤を薦めるケースもあります。

進化し続ける水性塗料の密着性

上記の通り、塗料には油性・水性・弱溶剤の種類があります。油性の方が密着性が高いので屋根なら弱溶剤か油性、というのが業者の提案としてはありますが、2025年にきて、かなり水性の無機ハイブリッド塗料ということだと施工事例としても良いケースが増えてきています。水性でも色褪せもない、8年点検でも依然綺麗というようなケースがあるからです。耐久年数自体は変わりませんが、施工後の話でいうと、密着性の問題として水性は若干、塗膜が厚くつくので肉厚な感じがちょっとでますが、長期的に見ても水性も油性と同様に安定した様子を見せています。ひと昔前は水性塗料だと密着性が弱かったので、すぐに剥がれが起きていましたので、油性を使用して施工中にはお客さんは臭いを我慢していた時代がありました。

無機塗料の選定で一番大切な事

東久留米市の当社施工例|屋根から室内への暑さを軽減する遮熱塗装

東久留米市の当社施工例|屋根から室内への暑さを軽減する遮熱塗装(施工後)

  • ◎採用予定の無機塗料の期待耐用年数とメーカー保証年数を確認
  • ◎採用予定の無機塗料の艶や種類(水性・油性・弱溶剤)の確認
  • ◎屋根の早い劣化速度を考慮した屋根用と外壁用の塗料もある事を確認
  • ◎無機塗料を塗布する材質を確認
  • ◎施工業者に無機塗料の実績があるか確認
  • ◎無機物が少しでも入っていれば無機塗料と呼べてしまうリスク

業者に依頼した上で無機塗料でメンテナンスを実施したい方にとって注意する必要があるのが①施工する人、②使う塗料は各箇所、次回のメンテナンススケジュールが一致するよう考慮して決める、③塗料メーカーの保証年数の3点です。どんなに塗料が良くても施工不良があれば劣化が早く訪れるので結果として高い費用が無駄になりますし、塗料も業者によってはオリジナル配合の無機塗料を提案するケースもありますが、塗料もしっかりと実績とレビュー記録のあるもの、特に屋根の方が紫外線の影響をより多く受ける為に期待耐用年数からより逸脱する事に注意が必要です。つまり同じ塗料で外壁と屋根を塗っても屋根の方が最初に劣化症状が現れるという事ですので、その点を念頭において外壁・屋根・付帯部のメンテナンス時期が一緒になるように計算する事が大切です。また、塗料メーカーも屋根の方の保証期間を短くして、20年と表記されている期待耐用年数よりもはるかに短い保証期間(3年~7年)であるという事をしった上で選ぶようにして下さい。無機が少しでも入ってるから無機塗料と思ってすぐに20年もつと期待するのはやめましょう。その代わりに上記の6つの点についてチェックしてみて下さい。

外壁塗装で無機塗料を選定する際は無機塗料の施工例がある業者と一緒に進めましょう

株式会社代表取締役近澤泰義|水性塗料・油性塗料の外壁塗装の選定はお任せ下さい。

当社代表取締役社長の近澤泰義

いかがでしたでしょうか?今回は無機塗料について細かく取り上げましたが、今後、無機塗料やウレア樹脂など20年以上の耐用年数のある塗料が開発、どんどんリリースされていくでしょう。しかし家のすべての箇所に適用できるかと言えば、相性等の観点からそう単純にはいきません。期待耐用年数が20年と非常に長期ですからしっかりと無機塗料の性質や相性の良い材質を知り、次回のメンテナンスで各所が同じ塗装のタイミングになるように相談・計画を立てて進むようにして下さい。期待耐用年数が非常に長期なのにも関わらず実質の保証期間が短い場合、塗料メーカーはそこまで自信がない、という見方も否めません。

さらに、20年後に施工…と思いきや若干の数年後にひび割れ・剥がれ…も珍しくないのです。当社含め、無機塗料の施工実績を持つ施工業者を必ず相見積りで不要に契約を迫らない業者を選定し、急がず提案を判断する事が要となるでしょう。あるいは、シリコン塗装(耐用年数:10~15年)の実績のある業者は数多くありますから、長期の高耐久塗料を選定して失敗…となるくらいなら、費用や耐用年数、家の劣化状況や環境をみて、確実であれば費用を抑えたシリコン樹脂塗料を選ぶ選択も決して悪くはありません。

当社は完全自社施工、狭山市に本店、川越市・東村山市に支店を置き全20地区にて無料の診断、施工の対応を行っております。瓦屋根や付帯部を含む外壁塗装はもちろんのこと、雨樋交換や雨漏り調査、ひび割れ補修から家やビル、アパートの建物全体修繕まで幅広く対応可能です。また当社は2社以上からの相見積りを推奨していますのでお気軽に現地調査の依頼が可能です。どんな些細なお困りごともまずは当社にご相談下さい。

【当社の施工例】外壁塗装に係る施工例

当社が行った外壁塗装の施工例やお客様の声をご紹介します。どの家も家の作りが違いますのでその状況もまた異なります。その家に合った適切な必要な施工だけを行います。瓦屋根工事など高所の場合、どの業者も同様に足場工事が必要となる場合があります。その場合は、この機会に合わせて屋根と外壁をセットにして、予算を圧縮した形でご依頼されるお客様もいらっしゃいます。

当社による外壁塗装の施工事例

当社で屋根・外壁塗装工事を行われたお客様の声

業者の選定は非常に重要な過程ですので、2社以上へ見積り依頼をすることをおすすめ致します。検討中の方は是非、当ウェブサイトよりご連絡ください。LINEからもスムーズに無料の現地調査・見積り依頼が可能です。

この記事を監修した人

監修者・この記事を監修した人|株式会社CHIKAZAWA代表取締役近澤泰義 近澤 泰義株式会社CHIKAZAWA
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埼玉県狭山市生まれ・狭山市育ち。屋根工事業をメインに建築塗料・塗装業にも携わり20年以上。6000件以上の施工実績。現在は、株式会社CHIKAZAWA代表取締役社長として、現地調査に必ず出向き・自身で家の診断を行い、お客様に高い満足と安心を提供し続けられるよう、塗装工事のサービスだけでなく建物全体の改修工事を重点に品質の向上に取り組んでいる。

職人・安江|株式会社CHIKAZAWA|所沢市、狭山市、川越市、東村山市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。修理・修繕、なんでも懇切丁寧に対応します! 職人・ティン|株式会社CHIKAZAWA|所沢市、狭山市、川越市、東村山市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。修理・修繕、なんでも懇切丁寧に対応します! 職人・増田|株式会社CHIKAZAWA|所沢市、狭山市、川越市、東村山市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。修理・修繕、なんでも懇切丁寧に対応します! 職人・田中|株式会社CHIKAZAWA|所沢市、狭山市、川越市、東村山市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。修理・修繕、なんでも懇切丁寧に対応します!
近澤社長|CHIKAZAWA|所沢市、狭山市、川越市、東村山市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。

自信があります。お任せください。2社以上からの相見積もりを取る事をお薦め致します。

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屋根工事・雨樋工事
防水工事・外構工事・足場工事・シーリング工事・白蟻駆除
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狭山市、入間市、所沢市、川越市、鶴ヶ島市、日高市、坂戸市、飯能市、ふじみ野市、富士見市、三芳町、志木市、朝霞市、新座市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市
当社のロゴ|株式会社CHIKAZAWA|狭山市、入間市、所沢市、川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、ふじみ野市、富士見市、三芳町、志木市、朝霞市、新座市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の地域密着型施工会社|外壁工事、屋根工事、塗装工事、雨樋工事、内装工事を中心とした施工が得意な職人集団です!所沢市、狭山市、川越市、東村山市のお客様とお客様の住まいについて一緒に考えるアットホームな施工会社です。

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